• "都市計画税"(/)
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  1. 長野市議会 1989-03-01
    03月07日-01号


    取得元: 長野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-19
    平成 1年  3月 定例会平成元年三月七日(火曜日) 出席議員(四十二名)  第一番      北野隆雅君     第二十二番    中島邦雄君  第二番      戸津在雄君     第二十四番    原田誠之君  第三番      根岸元宏君     第二十五番    山本和男君  第四番      平瀬忠義君     第二十六番    柳沢正恵君  第五番      伊藤治通君     第二十七番    甲田孝雄君  第六番      高橋宏君      第二十八番    近藤秀勝君  第七番      小池例君      第二十九番    越野要君  第八番      高野久夫君     第三十番     加藤一雄君  第九番      高川秀雄君     第三十一番    中沢正美君  第十番      竹内平一郎君    第三十二番    戸谷春実君  第十一番     小山岑晴君     第三十四番    小山章夫君  第十二番     轟正満君      第三十五番    入山路子君  第十三番     町田伍一郎君    第三十六番    今井良雄君  第十四番     玉井孝雄君     第三十七番    市川昇君  第十五番     若林佐一郎君    第三十八番    大井友夫君  第十六番     金井六郎君     第三十九番    竹内久幸君  第十七番     藤沢敏明君     第四十番     内山国男君  第十八番     青木誠君      第四十一番    和田伴義君  第十九番     村田武君      第四十二番    宮崎一君  第二十番     山岸勉君      第四十三番    三上孝一郎君  第二十一番    笠原隆一君     第四十四番    松木茂盛君 欠席議員(一名)  第二十三番    野々村博美君 欠員(一名)  第三十三番 説明のため会議に出席した理事者  市長       塚田佐君      商工部長     戸津幸雄君  助役       山岸勲君      建設部長     小林宏君  収入役      岡村修君      都市開発部長   内田将夫君  教育長      奥村秀雄君     オリンピック    小林丈志君  公営企業管理者  峯村富太君     準備事務局長  総務部長     清水営一君     市街地整備     野村嘉雄君  兼職員研修所長            事務局長  企画調整部長   夏目貞美君     水道部長      野村嘉照君  財政部長     奥元護君      下水道部長     滝沢繁君  生活部長     井上脩君      消防局長     高野覚君  福祉部長     内田一良君     教育次長     丸山義仁君  環境部長     小島武彦君     教育次長     新井好仁君  農林部長     青木友雄君 職務のため会議に出席した事務局職員  事務局長     井上栄一君     主事       北原昇君  事務局次長    宮本武君       主事       小川一彦君  兼総務課長              総務課主幹    宮下富夫君  事務局次長    荒井健吉君     兼課長補佐  兼議事課長              調査係長     小柳重信君  議事課長補佐   江守毅行君      主事       柄澤顕司君  議事係長     中澤潤一君      主事       山田尚伸君   議事日程一、会期の決定一、会議録署名議員の指名一、諸般の報告一、議案第一号から議案第五十号まで一括上程、理事者説明一、承認第一号及び承認第二号一括上程、理事者説明、質疑、討論、採決一、報告第一号から報告第六号まで理事者報告   議事日程追加一、議員横田友治郎君の逝去報告一、故横田友治郎君に対する弔詞贈呈一、故横田友治郎君に対する追悼の辞一、遺族の謝辞   午前 十時一分 開会 ○議長(今井良雄君) ただ今のところ、本日の出席議員数は四十名であります。よって、会議の定足数に達しておりますので、これより平成元年三月長野市議会定例会を開会いたします。   午前 十時二分 開議 ○議長(今井良雄君) 本日の会議を開きます。 本日の欠席通告議員は、二十三番野々村博美君の一名であります。 会期の決定を議題といたします。本定例会の会期につきましては、議会運営委員会の意見を徴しました結果、本日から三月二十七日までの二十一日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は二十一日間と決定いたしました。なお、会期中の会議予定については、お手元に配布の日程により行いたいと思いますので、御了承をお願いいたします。 次に、会議録署名議員の指名を行います。十四番玉井孝雄君、十五番若林佐一郎君の両君を指名いたします。 この際、諸般の報告をいたします。 市議会に対し陳情書の提出がありますので、お手元に配布の文書表により御報告申し上げます。 次に、昭和六十三年十二月市議会定例会において採択された請願のうち、市長並びに教育委員会に送付したものについて、処理経過及び結果の報告がありましたので、お手元に配布いたしておきましたから御了承をお願いいたします。 次に、監査委員から昭和六十三年度十一月分、十二月分、一月分の一般会計、特別会計、公営企業会計の例月現金出納検査結果について、議長の手元に報告書がまいっておりますので御報告いたします。 次に、去る二月二日、諏訪市において開催の長野県市議会議長会第百一回定期総会において長野市議会議長が会長を退任いたしましたので御報告いたします。 次に、去る二月十七日、東京都において開催の全国高速自動車道通過市議会協議会第十五回定期総会において長野市議会議長が会長に再任されましたので御報告いたします。 次に、去る二月二十四日、東京において挙行されました昭和天皇の大喪の礼に全国市議会議長会理事として長野市議会議長が参列いたしましたので御報告いたします。 次に、冬季オリンピック招致活動のため、過般フランス、アルベールビルを訪問して帰朝いたしました市長から発言を求められておりますのでこれを許可いたします。 市長塚田君   (市長 塚田佐君 登壇) ◎市長(塚田佐君) ごあいさつを申し上げます。 IOC理事会並びに国際冬季競技連盟連合合同会議次期冬季オリンピック開催都市でありますフランスのアルベールビルにおきまして開催されましたことから、去る一月二十一日から二十八日までの八日間、フランスを訪問し、猪谷IOC理事らの御協力をいただき、サマランチIOC会長を初めIOC各理事及び冬季競技団体役員に対し、一九九八年冬季オリンピック開催都市として立候補する意思を伝え、支援要請をするとともに、各役員との一層の友好親善を深める中で、長野のPRにも積極的に努めてまいりました。さらに、競技会場予定地の視察と情報の収集もいたしてまいりました。 また、サマランチIOC会長を初めとしてアルベールビル市長等と親しく懇談する中で、市民の協力、自然保護、財政問題等いろいろ示唆をいただいてきたところでございます。 なお、サマランチIOC会長に長野を御視察いただくようお願いいたしましたところ、今秋の九月中旬ごろ長野へ来ていただくことになりました。 以上のとおりの視察結果でありますが、これらを一つのステップとして、今後とも世界へ向け招致活動を積極的に進める所存でありますので、議員の皆様を初め市民の皆様の一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、視察の報告と御礼のごあいさつといたします。 ○議長(今井良雄君) 次に、人事の紹介を申し上げます。 過般、任命又は選任されました行政委員をこの際御紹介申し上げます。 自己紹介をお願いいたします。 ◎教育委員会委員(松橋正子君) 十二月、教育委員に任命されました松橋正子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎監査委員(石川敏郎君) 石川でございます。昨年十二月二十六日付けをもちまして監査委員に選任されました。市政運営につきましては、多少とも経験と知識がございますのでこれを頼りに、そしてさらに議員各位の絶大な御指導と御鞭撻をいただきまして、長野市政発展のため真剣に、そしてまじめに務めてまいりたい、かように存じております。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎公平委員会委員(土屋一英君) 昨年十二月二十七日、公平委員に選任されました土屋一英でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◎固定資産評価員(田中正君) ごあいさつ申し上げます。 昨年十二月定例会におきまして御承認をいただき、同二十日付けで任命をいただきました固定資産評価員の田中正でございます。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。 ◎固定資産評価審査委員会委員(塚田隆則君) 昨年十二月二十二日付けで固定資産評価審査委員会委員を仰せつかりました塚田隆則でございます。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(今井良雄君) 以上で人事の紹介を終わります。 次に、御報告を申し上げます。 議員横田友治郎君におかれましては、昨年十二月二十四日以来、病気療養のため長野赤十字病院に入院中でございましたが、薬石効なく去る一月十二日午後零時五十五分逝去されました。誠に哀悼痛惜の至りに堪えません。ここに謹んで御報告を申し上げます。 この際、弔意を表すため議員並びに理事者全員による黙とうをささげたいと思います。全員御起立をお願いいたします。 黙とう   (黙とう) ○議長(今井良雄君) 黙とうを終わります。 御着席をお願いいたします。 この際お諮りいたします。故長野市議会議員横田友治郎君に対し、議会の決議をもって弔詞を贈呈いたしまして、ごめい福をお祈りいたしたいと思います。 なお、弔詞の文面につきましては、過般の議会運営委員会において議長に一任をいただいておりますので、さよう取り扱うことに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。 よって、弔詞を贈呈することに決定いたしました。 議長より弔詞を朗読いたします。    弔詞 長野市議会は、今日まで幾多議会の要職を歴任され、ひとえに地方自治進展のため尽力された議員横田友治郎君の御逝去に対し、謹んで哀悼の意を表し弔詞をささげます。 平成元年三月七日              長野市議会 ただ今御遺族の方がおいででございますので、弔詞を贈呈いたします。 なお、この際議会より弔意金を併せて贈呈いたします。   (贈呈) ○議長(今井良雄君) この際、弔意を表すため、議員笠原隆一君より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 二十一番笠原隆一君   (二十一番 笠原隆一君 登壇) ◆二十一番(笠原隆一君) 二十一番笠原隆一であります。 追悼の辞。 私は、議員各位の御賛成をいただき、代表して今は亡き従五位勲四等瑞宝章横田友治郎議員に追悼の辞を送りたいと思います。 横田友治郎君は、平成元年一月十二日入院加療中の長野赤十字病院において御家族の人事の限りを尽くした介護のかいもなく、肺炎のため急逝をされました。 君は、昭和五十一年六月に三十四年初当選の同期生だった故湯本栄久君の追悼の辞を、ここ、この議場で述べられました。そして、今同じ当選組の中で最も年かさの私があなたに追悼の言葉を述べております。誠に感無量、万感胸に迫って痛恨、哀切、悲嘆、惜別の情を切々としていかなる言葉をもってしてもとても表現できません。返す返すも無念であります。 横田君、今は亡き君の三十三番の議席には幽明境を異にしてあの、人をそらさぬ温顔は、今は亡く清廉潔白、人情味豊かだった君にぴったりの「篤実」の二文字を入れた篤行院実誉友道居士の戒名そのままに、美しい花束がふくいくたる香りを放って、在りし日の君が面影をしのばせてくれます。 横田君、君は冬季オリンピック招致特別委員会委員長として塚田市長のメッセージをオリンピック発祥の地ギリシャ、アテネ市市長に届けて帰られて以来体の不調を訴えられ、昨年十二月二十四日、長野赤十字病院に入院加療中でありました。昭和三十四年五月当選以来一度も欠席をしたことのない君がそれが誇りであった前人未到の記録を全うするため、無理を押して十二月議会を務め上げてからの入院で、検査が終われば元気なお姿を見せていただけるものと本人はもちろん、私どもも信じて疑いませんでした。 しかるに、新しい年、平成を迎えた一月十二日、波乱に満ちた昭和の時代とともに六十三年の生涯を閉じられたのであります。日ごろ敬愛され親しまれていた君でありましただけに、「なぜこんなに早く」「惜しい議員を亡くした」「長野市にとっても損失だ」と党派を超えて皆一様に哀惜の念に駆られたのであります。 君は、長野市選出の県議会議員横田九一郎氏の長男として生を受け、早くから政治に志を求め衆望を担って昭和三十四年、弱冠三十三歳の若さで長野市議会議員に初当選、以来連続八期三十年の長きにわたり長野市発展のため生涯の大部分をささげて活躍をされました。 君が初当選されたころの長野市は、昭和二十九年、周辺十か村を併合し、十五万都市として行政の中心地になりつつありました。さらに、昭和四十一年十月、二市三町三村の大同合併により人口二十七万余の大長野市に発展いたしました。君は、中堅議員として先輩議員を助け、合併推進に力を尽くされました。 生来の明るい性格とち密な気配り、常に温顔をもって接する実直な人柄は、先輩はもちろん後輩からも嘱望され、推されて副議長、続いて議長の要職につき、長野県市議会議長会会長北信越市議会議長会会長などを歴任されました。この間、昭和五十六年四月十九日、中国石家庄市との友好都市締結に歴史的な調印の大役を果たされました。 また、スポーツ振興に努められ、長野運動公園の建設に当たっては、地元議員として困難を極めた用地交渉を初め多くの問題に日夜を分かたぬ奔走により、野球場、総合市民プール、陸上競技場などの完備した一大運動公園完成に寄与されました。 そして、何といっても君の最大の功績は、長野大通りの完成、長野電鉄の地下化に当たり勤務先の長野電鉄株式会社と長野市のパイプ役としてその事業の推進に尽くされ、人口三十万余の地方都市としては珍しい地下鉄連続立体化を実現させたことであります。その他、北陸新幹線対策特別委員長、新幹線・空港対策特別委員長、監査委員などなど列挙にいとまがありません。 議員仲間では、「観光の横田」「議会の交通公社」として知られ、三十年にわたる日記で議会史をつづった「横田メモ」や、全国市議会議長会主催の職員研修会で「市政あれこれ」の講演をした話などはつとに有名で、まさに君は長野市議会の看板男でした。 さらに、長野市発展の決定打ともいうべき一九九八年冬季オリンピックの招致については、招致議員連盟の副会長として国内候補地決定に尽力をされ、引き続き市議会冬季オリンピック招致特別委員長として一九九一年、バーミンガムで行われるIOC総会で「長野」に決定の実現を見るべくこん身の努力をささげておられましたのに、雄図空しく不帰の人となられたことは御本人はもちろん、私どもにとっても誠に痛恨の極みであります。 私どもは一丸となって冬季オリンピック招致に向かってまい進し、目的を完遂することこそ黄泉の旅路を行く横田君への最大のはなむけであると信じております。横田君、我が国の平均寿命八十年時代にあって六十三年の短い生涯をただ一途に地方自治なかんずく、君が生を受けこよなく愛した長野市の発展にささげられた君の偉大な功績は、走馬灯のごとく尽きぬ思い出とともに、長野市発展の歴史に不滅のものとして我々市政に携わるものはもちろん、市民の心の中にいつまでもいつまでも脈脈として生き続けることでありましょう。 我々は、君の遺志のごとく人も自然も生き生きと文化を愛し平和を願い、豊かに発展する長野市建設に向かって総力を奮ってまい進することを君の御霊に誓うものであります。私は今、良き友人を失いぼう然自失、悲嘆の極にありますが、在りし日の君の面影をしのび、三十年に及ぶ御交際を深く感謝し、御遺族の御安泰を心からお祈り申し上げます。 横田君、願わくば君が魂魄とこしえにこの地にとどまって、御遺族と長野市のため御加護を賜らんことを。横田君さようなら。さようなら横田君。安らかにお眠りください。君のごめい福を心からお祈り申し上げ、追悼の辞といたします。 平成元年三月七日、議員代表笠原隆一。 以上で終わりますが、横田君に代わって一言皆さんに申し上げたいと思います。 もちろん私も含めて皆さん方は、市民の信頼を得て議員として当選をしておりますので、健康に留意をされてその職責を全うすることが一番の市民の信任にこたえることかと思います。早期診断、早期治療、これが一番きっと彼が皆さん方に訴えたかったことだと思いますので、蛇足だとは思いますけれども、つけ加えて追悼の辞を終わらせていただきたいと思います。 ◎遺族代表(横田久子君) ごあいさつの場をお与えいただきまして、誠にありがとう存じます。 ただ今は、亡き横田のために今井議長様、笠原議員様から御丁重なる弔詞を、また、身に余る追悼のお言葉を賜りまして誠に恐縮の至りでございます。生前、夫が家庭におりますときは、外にあっての仕事のことは暗黙のうちに聞かないことにしておりましたので、今日初めてお聞かせいただきましたこともございまして、新たな思いに胸がふさがれております。三月定例議会という重要な会議の冒頭にこのような時間を御用意いただきましたことに、衷心より感謝申し上げる次第でございます。 夫が急逝してから数えまして今日は五十五日目に当たります。去る一月十七日の葬儀の際には、寒中にもかかわらず皆様公私とも御多忙の中をお割きくださいまして、親しく御焼香の栄を賜り誠にありがとうございました。ここに改めて厚く御礼申し上げます。 また、長い議員生活中は並々ならぬお世話様になりました。そのままごあいさつの機も得ませず逝きました故人に代わりまして、重ねて心より御礼申し上げる次第でございます。 前回十二月の議会の折には、よもやこの三月市議会の議場に自分がなく、こうした形で家族の私どもがここにあろうとは夢想だにしなかったことでございましょう。成人してよりの人生の大半を長野市の議員として生きてまいりました夫のその意識は、他界間もない今もまだ抜けやらないことと存じます。今回のこの三月議会も欠席なしと霊界より急ぎ自分の議席に参じておるやもしれません。メモを取る手をふとやめて、なぜ家族のおまえがここにおるのかといぶかしげに見つめておるそんな姿が見えるような気がいたします。 思えばこの一年間は殊の外忙しく動き回った年でございました。ただただオリンピック招致のことでいっぱいで、国の内外を歩くことが数多かったように思い返されます。他界するまでに二か月に満たなかった十一月、誘われましたギリシャ、エジプトへの旅の折には、国外への働きかけのよい機会だと申しまして、長野オリンピック招致についての市長さんのメッセージを携えてまいりました。その目的のためにアテネの議長さんに会見したこと、道中道ずれとなった外国の方々にバッチ等を差し上げて長野オリンピックを宣伝したことなど、故人は今思い起こしておるかもしれません。 昨年暮れに「今年中命が持つかな」とぽつんと漏らしたことがございました。片肺だからすぐ息切れがするとは申しながら、別に大して気にもとめないふうに見掛けられましたが、今思えば昨年末あたりが自分のラストスパートであるという思いがあったのでございましょうか。任期半ばにして急逝いたしましたことを、自責しておりましょう気持ちが計りやられまして、この場をお借りいたし、故人に代わって深くおわび申し上げる次第でございます。 議事に入る前の貴重な時間をお割きいただきましたことに、重ねて厚く御礼申し上げます。皆様にはどうぞくれぐれも御自愛くださいまして、長野市政の発展のためにますます御尽力のほど心よりお願い申し上げます。 終わりに、長野市がいよいよたくましく一九九八年のオリンピック実現を目標に大きく羽ばたいてまいりますことをひたすらに祈念申し上げまして、誠にぶ辞でございますが、御礼のごあいさつに代えさせていただきます。 平成元年三月七日、故横田友治郎内 ○議長(今井良雄君) 次に、冬季オリンピック招致特別委員会委員長の互選の結果を御報告申し上げます。 冬季オリンピック招致特別委員会委員長戸谷春実君、以上のとおりであります。 これをもちまして諸般の報告を終わります。 続いて議事に入ります。 議案第一号から議案第五十号まで、以上五十件一括議題といたします。 理事者から提案理由の説明を求めます。 市長塚田君   (市長 塚田佐君 登壇) ◎市長(塚田佐君) 本日ここに、定例市議会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、おそろいで御出席をいただき、厚く御礼申し上げます。 平成元年度の予算案並びに一般議案の説明に先立ちまして、市政運営の基本方針及び当面いたします課題について申し述べ、議員の皆様を初め、市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 市政を担当させていただきまして、はや四年目を迎えました。この間、長野市にとって極めて重要な時期に市長を務めさせていただいている私は、常に、初心を忘れず、公平無私をモットーに、三十四万五千市民の皆様お一人お一人の幸せを願って、住みよい長野市を目指して、努力をしてまいりました。幸い、議員の皆様を初め市民の皆様の温かい御支援、御協力を賜りながら、積極的な市政の推進に全力を尽くすことができましたことに、心から感謝を申し上げる次第であります。 初めに、平成元年度の当初予算の編成に当たり、私の基本方針について申し上げます。 十年余に迫った二十一世紀を目指して、限りない発展の可能性を秘めた長野市の新しい時代をひらくため、「豊かさとうるおいと活力に満ちた都市」を目指して、冬季オリンピック招致など国際化時代にふさわしい、世界へ「はばたく長野」、高速交通網、福祉、産業、環境、教育、文化など懸案を解決して、未来へ「のびゆく長野」、そして信頼される市政を目指して「いきいき長野」をスローガンに住みよい都市づくりにまい進いたしてまいる覚悟であります。 国際化、情報化、高齢化等急激な社会変化に対応して、市民生活の一層の向上のため、市民の皆様との信頼と対話を深め、要望を市政に反映しつつ、市民福祉の向上と社会基盤の整備を積極的に進めてまいります。 恵まれた自然環境の中で、東西日本のかなめとして、長野自動車道を初め上信越自動車道、北陸新幹線等の工事が着々と進められ、総合交通体系の整備は目前であります。さらに、冬季オリンピックを絶好のチャンスとして、東京一極集中を是正するためにも、二十一世紀へ向かって長野市が経済面、文化面におけるリーダーとして、また、名実ともに地方中枢都市として発展していくための都市づくりを目指して最善の努力をいたしてまいります。 市政の運営に当たりましては、私が市民の皆様とお約束いたしました公約の実現と市民要望並びに長野市総合基本計画に基づきまして、計画的かつ重点的に施策を展開してまいります。 新しい行政需要に対応するためには、絶えずスクラップ・アンド・ビルドの徹底に積極的に努めなければなりません。また、新しい時代に向けて、個性豊かな活力とうるおいのある郷土づくりが肝要でありますので、市民の皆様の価値観の変化と多様化する要望に的確にこたえるためにも、行政が常に新しい情報のもとに、発想の転換と柔軟な対応に努めてまいりたいと存じます。 「信頼される市政」であることを肝に銘じ、創意と工夫、英知と決断を持ってフレッシュでスピーディな市政を進め、長野市の大いなる飛躍と市民の皆様の幸せを心から願い、豊かな地域社会づくりを目指し、積極的に努力してまいる決意であります。 昭和六十一年六月十九日に制定いたしました、第二次長野市総合基本計画につきましては、約三年を経過する中で情勢の変化があり、より的確に対処するため、計画の補正を進めております。 補正の主なる要因は、一九九八年冬季オリンピック国内候補都市として決定したこと、高速交通網の整備が具体化したこと、国際コンベンション・シティの指定を受けたこと並びに東山魁夷画伯美術館建設に伴う城山公園周辺整備を行うこと等によりまして、計画の補正を行っているところであります。 これら第二次長野市総合基本計画にかかわる基本計画の補正は、平成元年度を初年度として、平成七年度が最終年度とする計画であります。 また、基本構想に掲げてあります基本指標である二十一世紀初頭の目標人口は、高速交通網の整備や冬季オリンピック招致に伴う人口増を見込み、四十三万人とする予定であります。 量から質へ、物から心の豊かさへと時代の要請は確実に進む中で、社会、経済、文化等の潮流の変化に積極的かつ柔軟に対応してまいらなければならないと考えております。 オリンピック国内候補都市として、また、高速交通網の完成を目前にして、これらをダイナミックに飛躍する機会と深く認識し、市民生活の安定と一層の向上に努め、長野市の限りない繁栄を目指すものであります。 次に、本市の当面する課題について申し上げます。 まず、一九九八年冬季オリンピック招致の実現であります。昨年六月一日、日本オリンピック委員会におきまして、国内候補都市として決定され、本年春には閣議了解を得て、正式に日本代表として国際オリンピック委員会に立候補いたす予定であります。 二十一世紀に向かって長野は夢を大きく広げました。長野県民の五十年、半世紀にわたる悲願でありましたオリンピックの夢を現実のものとしていくための新しいスタート、それは平成元年であります。オリンピックは言葉、風俗の違いを超えて、世界各国が交流の輪を広げる世界の祭典であり、二十一世紀を目前とした一九九八年冬季五輪は世界の注目を集めることになります。 国際都市を目指す長野市は、より平和な世界の建設を強く主張してまいります。日本を代表する山々に囲まれ、恵まれた大自然を生かし「ながの」らしさをどう演出し、五輪招致を契機としてスポーツを更に振興させ、新しい文化をどう築き上げていくのか、市民の皆様一人一人の総意と工夫とエネルギーを結集して、明日の豊かさへ向けて長野が世界へ大きく飛躍する第一歩を踏み出すことになります。 オリンピック施設は、従来の機能を中心としたものから、長野らしい歴史と風土を生かしたものとし、人々が心の豊かさを深めるにふさわしいステージとしたいと考えております。 一九九一年バーミンガムで開催されますIOC総会に向けて、アメリカ、スペイン、スウェーデン、西ドイツ等の国々が一九九八年冬季オリンピック招致に乗り出す模様であります。オリンピック招致への道は厳しいものがあります。しかし、夢と希望を持って力いっぱい招致活動を進めてまいりたいと決意を新たにいたしております。 市民、県民の皆様の結集された力と全国の皆様の温かい御支援をいただきながら、オリンピックの招致を勝ち取りたいと存じますので、一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げる次第であります。 高速交通網の整備について申し上げます。 長野自動車道につきましては、豊科インター以北、(仮称)更埴ジャンクションまでの四十三キロメートルの間、用地買収もほぼ完了し、本線工事が本格化されました。 市内におきましては、篠ノ井塩崎地区において、稲荷山トンネル工事に着手し、埋蔵文化財の発掘調査も順調に進み、新年度は塩崎地区での工事が本格化されますので、建設促進に一層の弾みがつくものと存じます。 上信越自動車道につきましては、群馬県藤岡ジャンクションから(仮称)佐久インターまで及び(仮称)更埴ジャンクションから(仮称)須坂インターまでの間について、平成四年度の開通に向け建設促進をしているところであります。また、市内におきましても、松代、若穂地区において関係住民の皆様の御協力を得て、昨年それぞれ用地買収調印がされました。おかげさまで平成元年から本格着工の運びとなり、皆様に厚く御礼を申し上げます。 さらに、(仮称)佐久インターから(仮称)更埴ジャンクションまでの間及び(仮称)須坂インターから県境までの間につきましては、平成九年度完成を目指し、県内高速道の全線開通の実現に向け積極的に努力してまいります。 次に、北陸新幹線の建設促進についてであります。 国の施策である北陸新幹線建設は、首都圏、北陸圏及び近畿圏とを結び、一日の行動圏として人と情報の交流が飛躍的に促進され、産業の発展、観光開発の原動力となり、国土の均衡ある発展につながる極めて重要な路線であります。既に、北陸新幹線の高崎・長野間は、着工優先順位第一位の区間であり、このうち高崎・軽井沢間は、標準軌新線で新年度から本格着工と決定されたところであります。 しかしながら、軽井沢・長野間は運輸省案によりますとミニ新幹線となっており、一九九八年冬季五輪の開催問題を考慮して、その規格については三年以内に結論を出すこととしております。 今年春、長野冬季五輪招致の閣議了解を得た後、軽井沢・長野間本格新幹線の実現を目指して、県並びに沿線市町村と一丸となり、強力な運動を展開してまいりますので、議員の皆様を初め各界の皆様の一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 国際化への対応について申し上げます。 日本の経済力は、明治以来欧米先進諸国の水準に到達することが目標でありました。しかし、今では経済大国と言われ、先進諸国をりょうがするまでに力をつけてまいりました。経済面のみならず、世界平和、人類の福祉の向上、文化の発展のために世界に貢献することが日本に求められております。これからの国際社会では、日本の果たすべき役割はますます大きくなってまいります。地方にとっても積極的に、その一端を担うという意味からも国際化への対応は極めて重要な課題であります。地方における国際交流は、今後ますます活発化してまいると存じます。 こうした中で、本市は昨年四月、国から全国十八市とともに国際コンベンション・シティとして指定を受けました。世界の各地域と連携し、交流を進め、相互理解と信頼の深まりの中で、より平和な国づくりに貢献できる国際都市を目指してまいります。国際化にとって、人づくりは極めて重要な課題で、国際感覚豊かで大きな視野と行動力を持った人材が求められております。学校教育、社会教育の場を通して、積極的に外国語教育を取り入れるほか、国際的なイベントの誘致など交流の場づくりを実施し、国際性豊かな人づくりを進めてまいります。 高齢化社会への対応について申し上げます。 高齢化社会は、世界にも類を見ないほどのスピードで着実に進んでおります。国にとっても、地方にとっても、年金、医療、健康、介護、雇用などその対策は重要な問題となっております。高齢化と核家族化への社会構造の変化が、家族のお年寄りに対する保護機能の低下の傾向として現れてきております。そのため、家族機能を補完する施策が強く求められております。 また、高齢者を社会の主体的な構成員としてとらえ、家庭、地域、社会が高齢者の役割分担を明確にしていくことがこれからは重要な課題であります。年金等の社会保障も大変重要な施策ではありますが、家族機能の低下をカバーし補完する福祉サービスの向上と高齢者の生きがい対策を進めることは、緊急に必要なことであります。こうした観点から、社会的に孤立することなく、高齢者も一人の市民として社会に貢献できるシステムづくりを積極的に進め、豊かで活力ある地域社会を目指してまいります。 次に、我が国の経済は、円高が続く中で輸出の増加に伴う対外摩擦が再燃するなど、懸念される材料はありますものの、景気は堅調な内需に支えられて引き続き拡大基調にあります。昨年は、円高低金利及び原油価格の安定等好材料を背景として企業収益は拡大し、民間設備投資と個人消費の相乗効果により、内需主導で経済成長を支え、円相場、物価面におきましても比較的安定基調の中で推移してまいりました。 新年度の経済見通しにつきましては、実質成長率で四%を見込み、今年度の見通し四・九%よりやや下回るものの安定した経済成長を続けるものと予測されております。内需はやや減少するものの、持続的な個人消費の伸びと民間設備投資の増大等が期待され、これらを軸として民間主導で自律的な好循環で拡大基調は維持されるものと予想されておりますが、景気が成熟局面に入り、年度後半以降の好景気は緩やかに鈍化するとも言われております。 国の平成元年度予算案について申し上げますと、一般会計の規模は、昭和六十三年度当初予算に比較いたしまして、六・六%増の六十兆四千百四十一億九千四百万円と昭和五十六年度の九・九%以来八年ぶりの高い伸びとなりました。新年度の国税収入は、今年度当初比十三・一%の五十一兆百億円で、四月から消費税創設に伴う消費税収入を含めて、引き続き好調な税収入で税制改革による減税超過額を上回るペースで税収が増加する見通しとしております。 さらに、平成二年度財政再建目標達成に向けて、国債発行額を今年度より更に減額したことが歳入面で特徴的なところであります。 一方歳出におきましては、内需の持続的拡大という要請にこたえ、公共事業費を今年度比二%の伸びとして安定成長の事業量の確保に努めたとしております。また、地方自治体の財源に回る地方交付税交付金は、消費税の一部とたばこ税の二十五%が新たに交付税算入の対象税目に加わったため、十三兆三千六百八十八億円と二十二・六%の大幅な伸びで、一般会計での最大の歳出項目となったものであります。 さらに、予算編成における大きな焦点の一つでありました国庫補助負担率の復元問題であります。 市長会など地方六団体で「補助負担率を五十九年度の水準に復元することによって、国と地方との間の財政秩序を回復し、相互の信頼関係の確立を図るべきである。」と復元を強く訴え要望してきたところであります。その結果、生活保護費は、十分の七から十分の七・五で恒久化し、福祉施設入所などの措置費は、現行の二分の一で恒久化し、さらに公共事業費につきましては、平成二年度まで現状の補助率を適用することなどで若干の成果を得た次第であります。 次に、地方財政計画につきましては、歳入、歳出規模を六十二兆七千七百二十七億円と今年度に比べ八・六%の増であります。 まず、歳入のうちの主なものとして、地方税は二十八兆六千四百六十一億円、八・一%の増、地方譲与税におきましては、一兆四千五百三十四億円で九十二%と大幅な増となっておりますが、消費譲与税分が新しく加算されるためであります。 また、地方交付税は十二兆四千六百九十億円で、十七・三%増となっておりますが、消費税分や補助率の恒久措置によりまして、国のたばこ税を新しく対象税目とすることで大きく伸びたものであります。 一方、歳出のうち投資的経費は、二十兆五千五百三十六億円で、五・三%の増であります。このうち地方単独事業費は、九・二%の増で、景気中立型の予算編成の中で高い伸びを示しております。 地方財政は、昭和六十三年度末における借入金残高は、約六十七兆円にも上る見込みであり、公債費比率も年々上昇し、二十%を超える自治体も増加するなど、依然として厳しい状況下にあります。 一方、多極分散型国土形成の促進、高齢化社会の進展への対応等重要課題も多く、地方自治体の果たすべき役割はますます大きくなってまいりました。地方財政が将来にわたり適切にその機能を果たし、時代の要請、市民の要望に的確にこたえ、諸施策を遂行するためにも、財政基盤の確立と行財政の簡素効率化に努めてまいらなければならないと考えております。 こうしたことを踏まえ、長野市の平成元年度の予算編成を行ったところであります。 まず、本市における財源見通しについて申し上げます。 消費税創設に伴う税制改革による本市への影響額は、減収額十九億一千二十万円で、内訳といたしまして、個人市民税で五億六千四百万円、電気ガス税の廃止に伴いますもの九億六千三十万円、たばこ消費税四千九百七十万円、自動車取得税交付金七千二百八十万円等が主なるもので、増収分といたしましては、消費譲与税では十億三千万円で、差引影響額は、五億九千二百二十万円の減収見通しとなるものであります。 直間比率の見直しによる減税先行型の今回の税制改革によりまして、市税収入のうち個人市民税のウエートの高い本市にとりましては、個人市民税の伸びが期待できない見通しから、市税全体の伸びは、今年度比三・二%の微増となったものであります。地方譲与税、地方交付税は、今年度比で百八十・五%、三十四・六%とそれぞれ大幅な伸びでありますが、消費税創設に伴うものであります。 繰入金は、今年度比で六十・九%と大きく伸びましたが、新たな行政需要に対処するため、財政調整基金及び土地開発基金を取り崩すこととしたものであります。 使用料及び手数料につきましては、最近の社会情勢の推移を勘案し、駐車場使用料等の一部を改正いたしますほか、消費税の創設に伴いまして、地方自治体も一律課税客体となる関係から、市営各施設の入場料・使用料・上下水道料等の料金改定を行うものであります。ただし、小学生、中学生、高校生等青少年に係るもの、高齢者、母子並びに障害者の皆様に係るもの及び生涯学習等の振興を図るため、各種講座における受講料につきましては、当面見送りとし、さらに葬儀、し尿・ごみ、市営住宅等の使用料等につきましては、今後の料金改定の際順次実施してまいる考えであります。 次に、歳出におきまして、義務的経費は三%の微増で、内訳として扶助費は七%の増でありますが、人件費、公債費は一%、四・二%の増とそれぞれ低い伸びとなり、健全財政に努めたところであります。 普通建設事業費は、十四・七%の増で、内訳といたしましては、補助事業費で二十六・九%、単独事業費で九・八%の増と、社会基盤の整備の促進に努めたところであります。これらによりまして、平成元年度当初予算の総額は、一般会計で歳入歳出それぞれ七百八十億一千万円、七%の増であります。 特別会計は、葬儀公営特別会計外五会計で、二百四十五億九千七百五十万円で、〇・七%の減であります。 企業会計は、都市開発事業会計外三会計で、三百三十億一千八百十万円、二十一・八%の増であります。一般会計、特別会計及び企業会計の総合計は、一千三百五十六億二千五百六十万円で、今年度比八・七%の増となったものであります。 次に、主なる施策の概要につきまして、順次御説明申し上げます。 第一に健やかで生きがいのある街づくりであります。 人生八十年時代、生涯を健康でさわやかに過ごしたい、この願いは我々の共通の願いでもあります。近年は、平均寿命の伸びと社会生活の変化に伴って、がん、心臓病、脳卒中の三大成人病の増加が著しいことがあげられております。特に、全国的に見ても、本市における三大成人病は高い傾向にあります。これら成人病対策は、重要な課題でありますことから、市民健康診査、成人病検診を更に充実させ、早期発見、早期治療に努めてまいります。寝たきりのお年寄り、独居老人に対する訪問看護指導を強化するとともに、看護婦に対する処遇改善を図ってまいります。 さらに、多様化する保健需要に対応するため、組織的な保健推進体制の整備が急務となってまいりましたので、保健推進の拠点として、犀南保健センター、北部保健センターに引き続きまして、西部に保健センターを建設いたします。保健センターは、各種予防接種を行うほか、成人病検診、乳幼児検診、老人、新生児訪問指導、健康相談、精神保健、歯の健康診査・教室、健康まつり等多様な保健活動を展開してまいります。 公的医療施設の整備につきましては、市民病院建設基金を本年度に引き続き積み立ていたしますほか、長野市公的医療施設建設審議会におきまして、病院の形態、内容等を鋭意御審議をいただいておりますので、答申を得まして基本構想を作成し、建設に向けて逐次計画を進めてまいります。 次代を担う児童の心身の健やかな育成は、親の願いであり社会の願いでもあります。新生児、九か月児、一歳六か月児等発育段階に応じ健康診査を実施して、早期発見、早期治療に努めてまいります。妊産婦、育児の悩み、発達過程における乳幼児の相談等、母子保健対策を更にきめ細かに進めてまいります。すべての人々が生涯を通じてお互いを尊重しあい、触れ合いと思いやりの中で伸び伸びと活躍できる福祉社会をつくることが必要であります。 高齢化社会へと移行する中で核家族化が進み、お年寄りに対する扶養、保護機能の低下する傾向の中にあって、介護を必要とする人々が年々増えております。これらの方々に対しましては、住み慣れた家庭や地域で生活できるよう、在宅福祉サービス及び保健医療サービスの一層の充実に努めてまいります。 移動入浴車の増設と家庭奉仕員の増員を図り、寝たきりのお年寄りに対する入浴サービスの拡充、短期、中期にわたる施設での一時保護事業の拡大、在宅痴呆性老人の中期保護事業を新しく実施するほか、介護者への御苦労に対し、休養日数の拡大、介護料の引上げ等を図ってまいります。 在宅虚弱老人に対しましては、デイ・サービスセンターを更に建設するほか、短期、中期にわたる施設での一時保護事業を新しく実施いたします。 次に、高齢者が地域の皆様と一層の交流を深めるために、世代間交流の拠点として老人福祉センターを建設いたしてまいります。子供たちの笑顔は私たちにとって大きな励みであります。活力を維持しつつ豊かな二十一世紀を迎えるためにも、未来を担う子供たちの健やかな育成を願い、保育体制を充実させてまいります。児童センターを新設するほか、児童遊園地の増設及び施設整備を促進し、健全な遊び場づくりを進めてまいります。核家族化による育児不安の解消を図るため、育児相談センターを開設し、相談、指導体制の充実に努めてまいります。 また、幼稚園、保育園の運営補助の増額を図り、保育の振興を進めてまいります。 障害者の皆様に対する福祉対策といたしましては、市民への啓発活動を進め、障害を持つ皆様に対する正しい認識を深めながらボランティア活動の一層の促進に努めてまいります。 障害者の社会参加を推進するため、福祉タクシーの利用券の拡大を図るとともに、あおば学園、小田切園等の施設整備拡充を進め、機能回復、職業訓練の充実を図ってまいります。 さらに、在宅障害者介護料並びに重度心身障害児福祉年金の引上げをしてまいります。 婦人の地位向上につきましては、男女共同参加型社会づくりを目指す婦人行動計画を策定中でありますが、婦人の地位向上、雇用機会の拡大、行政機関への参加等に努め、さらに社会活動のための施設の整備を進めてまいります。 勤労者につきましては、中、小零細企業に働く労働者の皆様に、勤労者生活資金融資制度の創設をいたしますほか、勤労者共済会の一層の充実を図り、福利厚生の促進に努めてまいります。 第二は、安全で快適な街づくりであります。 良好な環境の下で安心して日常生活を営むことのできる安全な都市づくりは、最も重要な課題であります。 まず、都市排水につきましては、急激な都市化の進展に伴い、雨水の貯溜機能の低下によって急激な出水による浸水被害を防ぐため、滞水池及び学校グラウンド貯溜池整備を引き続き実施いたしますほか、取水門遠隔操作装置を設置し、システム化を図ります。さらに都市下水路、その他排水路の改修を積極的に促進し、都市排水の整備をしてまいります。 環境保全につきましては、自然環境の保全と復元に努め、市民が親しめる環境づくりを進めるために、飯綱高原自然復元基本調査を新しく実施いたします。 都市緑化につきましても、街路樹等公共緑化の推進を図るとともに、都市緑化基金による民有地の緑化促進に努めてまいります。 また、車社会におけるスパイクタイヤによる粉じん公害は大きな社会問題となっておりますことから、脱スパイク運動を積極的に進め、市民意識の高揚に努めてまいります。県営水道区域内の上水道の普及促進をするための助成を一層推進してまいります。 クリーン長野運動を更に活発化させ、市民の皆様と一体となった清潔で美しい街づくりを進めてまいります。 不燃物埋立地最終処分場の建設は、平成二年度完成を目指すとともに、清掃工場の焼却炉を改良整備し、食品パック等プラスチック類の焼却化を進め、不燃物の減量に努めてまいります。 さらに、ごみ集積所設置事業につきましても、補助の拡大を図ってまいります。 河川、地下水の水質保全のため、公共下水道並びに流域下水道の管渠布設を積極的に推進し、河川浄化に努めてまいります。 防災と安全につきましては、上信越自動車道整備に伴う中央消防署松代分署の移転新築をいたしますほか、消防施設、機器等の整備を進め、さらに防火、防災思想の高揚と災害弱者対策としてお年寄り家庭を訪問指導し、災害の未然防止に努めてまいります。 山間地域及び急傾斜地における自然災害対策として、防災情報収集システムを導入し、雨量、水位観測体制の強化を図ってまいりますほか、危険渓流に対する防災事業も進めてまいります。 第三は、豊かな人間性をはぐくむ街づくりであります。 まず、学校教育につきましては、たくましく、心豊かな児童生徒を育成するためには、よりよい環境の施設整備が必要であります。三十学級を超える過大規模校は、教育上支障があることからその解消を図るため、新設中学校を建設してまいりますほか、屋内運動場、格技室、プール等を建設し、体育の向上に努めてまいります。 学校消耗品、授業用教材器具等につきましても、それぞれ増額し、教育内容を充実してまいります。 少年非行、校内暴力、登校拒否等深刻な問題が依然として跡を断たない現状から、生徒指導を積極的に進めてまいりますほか、空き教室を利用したリニューアル事業を新しく計画しております。国際感覚が豊かでグローバルな視野と行動力のある人材が求められております。海外派遣事業を高校生から、主として中学生に移行するほか、外国人教師の増員を図り、諸外国の文化を学び、国際社会へ向けての人づくりを積極的に進めてまいります。 次に、青少年の健全育成のためには、学校、家庭、地域社会が役割と責任を明確にしつつ、相互に連携をしながら青少年を取り巻く環境の浄化を進めることが重要であります。青少年健全育成のための各団体の連携と活性化を図るなど、青少年の健全育成のため積極的に努力してまいります。 青少年錬成センターは、青少年が自然とのふれあいの中で人との交流を深める場として大変好評であります。新しく陶芸窯を建設いたしますほか、周辺を整備し、青少年が自然の中で伸び伸びと自然体験学習、交流活動が図られるよう努めてまいります。 次に、公民館活動の充実について申し上げます。 市民の皆様がその生涯にわたり、学習活動や文化、スポーツ活動を通して、人格の形成を図り、より充実した人生を送るための生涯学習の実践は、長寿社会を迎える中で極めて重要な課題でありますことから、生涯学習推進委員会を設置し、調査研究を進めており、提言をいただきまして生涯学習の促進を図ってまいります。これら学習の場として、公民館三館を建設してまいります。 さらに、地域の公民館活動の拠点としての地域公民館につきましても、建設補助金の増額をいたしてまいります。 次に、文化遺産につきましては、真田邸、横田家住宅の保存修理を引き続き実施してまいります。心の豊かさ、生きがいなど精神的な充実への関心が高まっており、芸術文化の振興は極めて重要な課題であります。創作活動の奨励と文化の普及に努め、芸術文化活動により多くの市民の皆様が参加できるよう、芸術文化振興基金運営委員会を設置しており、芸術文化振興基金の積立ても引き続き行います。 さらに、アスペンミュージックフェスティバルの一層の定着化とともに、市民参加による芸術祭を開催し、併せて市民ギャラリーを設置し、芸術、文化の一層の向上に努めてまいります。 次に、同和行政につきましては、市民一人一人がこの地に生まれ、この地で育ち、この地に住んでよかったと、喜びや誇りを持てる明るく開かれた家庭や地域をつくるために、さらに同和教育の充実を図ることによって、その成果を期待することができるものと考え、諸条件の整備を積極的に進め、一人一人の人権感覚の一層の高揚を図り、一日も早い部落差別の完全解消に向け、なお一層努力をいたしてまいる所存であります。 スポーツ活動の充実につきましては、健康で明るく活力ある生活のためにも、また、冬季オリンピック招致国内候補都市と決定したことによっても、更に体育、スポーツへの関心が高まってまいりました。そこで、体育、スポーツ活動が一層促進されますよう、社会体育館、運動広場、アメリカンフットボール、サッカー及びラグビーのできる球技場、テニスコート、アーチェリー場等を建設するほか、スキー場の整備を図ってまいります。 さらに、各種スポーツ教室、市民による各種スポーツ大会を充実し、スポーツへの関心を更に高め、健康増進に寄与するよう積極的に努めてまいります。 第四は、活力ある街づくりであります。 まず、産業振興につきましては、到来する高速交通網時代に即応した本市の振興を考えるときに、地元企業の発展と企業誘致の促進を図ることによって、雇用機会の増大と若者の定着化を促し、町の活性化が期待されます。そのため、工業団地造成や地盤調査並びに基盤整備を積極的に進めてまいりますほか、コンベンションホールの建設を進め、「人」と「もの」と「情報」が集まる国際的な会議、展示会、見本市を行い、最新情報の受信、発信基地の拠点都市を目指します。 さらに、中小企業の健全な発展は、経済を支える重要な課題でありますので、経営の安定化、規模拡大、高度技術化などを積極的に進めるため、金融面及び指導体制の強化をしてまいります。 次に、商業の振興につきましては、人が人を誘う街、情報と流行が集う街、そして魅力ある道があって、いつも人が集い、賑わい楽しめる滞留性の高い街づくりを目指して、商店街の環境整備を進め、助成の拡大を図るとともに、立体駐車場建設計画並びにキャブシステムを更に促進し、商業環境づくりを積極的に進めてまいる所存であります。 また、長野市商工振興公社の事業を更に充実してまいります。 次に、農林業の振興についてであります。 山間地における過疎化、農業の多様化、高齢化等、農村地域の活性化は大きな課題でありますことから、地域に根差した産業の振興を推進し、魅力ある農村の建設を図ってまいらなければなりません。そのため、中核的農家を中心とした高い技術力、経営力を有する後継者の育成を図るとともに、幅広い知識の吸収や視野を広げるため、視察、研修制度の充実をしてまいります。 今後の高速交通網の整備に伴い市場と産地間が近接化し、高付加価値農産物の出荷体制の確立を図るため、品質の向上と農業の集約化の推進、出荷の共同化、予冷、冷蔵施設等集出荷施設の整備に努めてまいります。 さらに、高速交通網の整備によって観光客の流入が一層促進されることから、観光農園、特産物のPR、産地直売等含めた農業公園建設のための基本構想を計画し、地域農業の振興とともに観光客へのサービスや販路拡張をしてまいります。 また、ため池の健康診断を実施し、災害を未然に防止するとともに、農業基盤整備のため、ほ場整備を積極的に推進してまいります。 林業振興につきましては、造林事業の促進と林業構造改善事業を進めるとともに、松くい虫防除対策の促進に努めてまいります。 次に、観光につきましては、善光寺、松代を中心とした歴史的な遺産を受け継いだ本市の観光に対しましては、周辺の観光地と連携し、広域観光を進めながら高速交通網時代に合わせた受入体制を図り、豊富な自然環境を生かした観光都市づくりを目指してまいりたいと存じます。 観光長野を国内外にわたって更に高めるために、オリンピック招致を契機にPR活動を積極的に進めるとともに、観光案内板の国際化、温泉脈の調査並びに飯綱における雪不足解消のため、スノーマシン調査等、自然保護に配慮しながら観光資源の開発に努めてまいります。 第五は、機能的で魅力ある街づくりであります。 人と街を大切にする街づくりは、都市環境行政の主要な柱として、市民の皆様と一体となって実践してまいらなければならない極めて重要な課題であります。社会基盤の整備を進めるときに、使う人の立場に立った利便性と造形美のある施設づくりを進めなければならないと考えております。形あるものを心あるものにするためのソフトウエアを大切にした街づくりを目指すために、都市デザイン行政にも一層努めてまいります。総合的な住環境の整備を進めながら、国際化に対応する交通ネットワークの構築は、まさに本市にとって焦眉の急であり、最大の課題であります。高速道の整備促進に努めながら、関連いたしますアクセス道路の一層の整備を進めてまいります。 更に、市街地交通の円滑化を図るため環状線、放射状線等の街路整備を積極的に進め、広域的高速交通ネットワークの中の拠点都市を目指してまいります。 交通渋滞につきましては、道路の新設、拡幅改良等を更に促進し、渋滞解消に努めてまいります。 交通安全対策につきましては、安全で快適な交通社会の実現のため、歩行者専用道路、交差点改良、道路照明、防護柵等を整備するほか、警報機、遮断機のない踏切の解消に積極的に努めてまいります。 次に、既成市街地の整備についてであります。 市街地は、交通問題を初めとして人口の過疎化現象等時代の急激な変化への対応が迫られております。また、長い歴史の歩みの中で、築き上げられた街の持つ薫りという情緒と昔ながらの古き良き街を共存させながら、新しい時代を展望した機能的で魅力ある市街地の形成が求められております。このため、歴史的景観や文化遺産の保全と調和を図りながら、都市機能の充実を図るため、市街地再開発事業を積極的に進め、安全で良好な住環境の整備に努めてまいります。 次に、新市街地の開発につきましては、(仮称)長野インター周辺並びにオリンピック道路開通に伴う高度な土地利用を図るため、土地利用計画を策定いたしますほか、土地区画整理事業を計画的に進めてまいります。 さらに、本市の均衡ある発展のため、新年度から二か年計画で長野市全体の土地利用計画を作成し、土地の有効利用に努めてまいります。 以上、私の市政運営の基本姿勢と主な施策の概要について申し上げました。 更に心を新たにして市民生活の安定と一層の向上に努め、限りない発展と活力ある長野市建設を目指し、二十一世紀へのかけ橋として誠心誠意頑張ってまいりますので、絶大なる御支援と御協力をお願い申し上げる次第でございます。 今後とも市政の抱える課題も多く、その対応は容易ではありませんが、私を先頭に全職員一致協力して行財政運営に最善の努力を払い、市民の皆様の期待と信頼にこたえてまいる決意でありますので、格段なる御指導と御協力を心からお願い申し上げます。 本議会に提出いたしました案件は、平成元年度長野市一般会計予算ほか五十件、専決処分の報告承認を求めることについて二件、報告六件であります。詳細につきましては、助役並びに教育長、公営企業管理者及び各部長から御説明申し上げますので、何とぞ十分な御審議を賜り、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 総務部長兼職員研修所長清水君   (総務部長兼職員研修所長 清水営一君 登壇)
    ◎総務部長兼職員研修所長(清水営一君) 私から、議案第一号平成元年度長野市一般会計予算のうち、総務部、議会及び各行政委員会所管関係の内容につきまして御説明を申し上げます。 まず、予算説明書中、四十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第一款議会費について御説明を申し上げます。 議会費の総額は、五億三千六百七十二万四千円でございまして、これは議会の活動に要する諸経費を計上いたしたものであります。 次に、四十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第二款総務費九十二億七千八百七十九万四千円でございますが、このうち所管の各項目につきまして、順を追って御説明申し上げます。 第一項総務管理費七十五億九千百七十八万四千円のうち、第一目一般管理費三十七億三千四百七十四万八千円は、三役を初め他の費目支弁の一部職員を除いた総務部、企画調整部、財政部、各支所及び会計課に係る人件費及び一般管理経費を計上いたしたものでございます。 次に、五十二ページを御覧いただきたいと存じます。 第二目広聴広報費八千三百四万一千円のうち、総務部所管分八千百六十八万一千円は、各種市民会議等の広聴活動並びに「広報ながの」・「点字広報」・「こども広報」・「市民便利帳」の発行配布及び新聞・テレビ・ラジオによる市政の広報活動、情報公開制度及び個人情報保護対策並びに行政資料コーナーに要する経費であります。 次に、第三目を飛びまして五十三ページを御覧いただきたいと存じます。 第四目会計管理費八百九十七万四千円は、会計課の事務執行に要する経費でございまして、決算書の印刷及び庁用備品の修繕料並びに収入証紙売りさばき手数料等であります。 次に、第五目財産管理費二十三億三千四百五十九万二千円のうち、総務部所管分は十四億九千五百五十万六千円でございまして、若穂支所、信更支所、安茂里支所、各庁舎の建設事業費、市制九十周年記念文化施設建設基金の積立金及びその他庁舎の維持管理費を計上いたしたものであります。 次に、第六目市民会館管理費七千八百六十九万五千円は、長野市民会館の管理運営費及びその他施設整備費を計上いたしたものであります。 次に、五十九ページを御覧いただきたいと存じます。 第九目行政連絡費七千八百七万二千円は、支所及び連絡所等における住民との行政活動に要する経費並びに区長連絡事務費及び区長会交付金等であります。 次に、第十目公平委員会費百十二万八千円は、公平委員会の事務執行に要する経費であります。 次に、第十一目恩給及び退職年金費二千三百五十九万四千円は、旧制度の下で退職した職員に係る退職年金及びその遺族年金であります。 次に、第十二目住居表示整備費二百二万六千円は、住居表示の実施計画を進めるために要する経費であります。 第十三目を飛びまして、六十二ページを御覧いただきたいと存じます。 第十四目災害対策費二億四千八百八十五万五千円は、災害の未然防止に対処するための防災情報収集システムの整備、地域防災計画等の策定、同報無線の設置、防災意識の啓発及び災害緊急対策に要する経費であります。 第十五目職員研修費三千九百六十一万四千円は、職員研修の充実を図るための経費であります。 次に、六十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第十六目電算推進費三億七千八百四十九万七千円は、電子計算組織の運用及びシステム開発並びにOA化推進に要する経費であります。 次に、第十七目諸費一億八千四百二十万三千円のうち総務部所管分九千九百二十万三千円は、防犯協会に対する負担金を初め地区防犯灯設置並びに電気料補助、有線放送電話の共同施設整備、私学振興等に要する補助金であります。 次に、七十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第四項選挙費一億四千百六十万四千円は、選挙管理委員会の事務執行及び選挙の常時啓発に要する経費のほか、本年度執行されます参議院議員選挙、市長並びに市議会議員補欠選挙及び農業委員会委員選挙に要する経費であります。 次に、七十八ページを御覧いただきたいと存じます。 第六項監査委員費四千六十八万一千円は、監査委員の事務執行に要する経費を計上したものでございます。 次に、薄い方の予算書の十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第二表の債務負担行為の一につきましては、安茂里支所庁舎建設事業についての限度額四千五百五十五万円、二につきましては、信更支所庁舎建設事業についての限度額五千四十四万七千円のそれぞれ債務負担行為の設定をお願いするものでございます。 以上で説明を終わります。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げる次第でございます。 ○議長(今井良雄君) 企画調整部長夏目君   (企画調整部長 夏目貞美君 登壇) ◎企画調整部長(夏目貞美君) 私から、議案第一号平成元年度長野市一般会計予算のうち、企画調整部所管の内容につきまして御説明申し上げます。 まず、予算説明書の五十八ページを御覧いただきたいと存じます。 第二款総務費第一項総務管理費第八目企画費二億九千五百四万五千円は、市行政の基本的事項に関する企画調査を初め、長野自動車道、上信越自動車道と北陸新幹線などの建設促進のための経費及び大学整備基金積立金、長野空港の立地調査、ヘリポート設置調査、地域活性化対策事業、土地取引規制対策事務、土地利用計画策定事務、また、長野地域広域行政事務組合に対する総務管理費負担金、長野合同庁舎建設寄附負担金等の経費並びに市施行に係る建設工事の検査に要する経費でございます。 次に、第九目から第十二目まで飛びまして、六十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第十三目交通対策費三千六百九十八万二千円は、交通安全知識の普及啓発のための交通安全キャンペーン及び生活バス路線の維持に要する経費を初め、交通総量抑制事業、道路交通の秩序維持のための交通環境の諸整備、自転車等の秩序ある利用促進事業に要する経費でございます。 次に、七十六ページをお開きいただきたいと存じます。 第五項統計調査費七千六百十七万九千円は、統計事務職員の人件費及び農林業センサス、平成二年の国勢調査のための調査区設定、全国消費実態調査を初めとする各種指定統計調査並びに自主統計の調査事務に要する経費でございます。 次に、薄い方の予算書の十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第二表の債務負担行為の三は、土地利用計画策定事業について限度額四百万円の債務負担行為の設定をお願いするものでございます。 以上で説明を終わります。何とぞよろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 財政部長奥元君   (財政部長 奥元護君 登壇) ◎財政部長(奥元護君) 私から、議案第一号平成元年度長野市一般会計予算のうち、財政部所管の予算につきまして御説明申し上げます。 初めに、予算説明書の四十九ページをお開きいただきたいと存じます。 第二款総務費第一項総務管理費、第一目一般管理費三十七億三千四百七十四万八千円のうち、財政部所管は一千八百一万六千円でありまして、契約事務に要する経費、庁用払出消耗品費及び印刷製本費が主なものであります。 次に、五十三ページをお開きいただきたいと存じます。 第三目財政管理費五百八十五万七千円は、予算書等の印刷製本費が主なものであります。 次に、第五目財産管理費二十三億三千四百五十九万二千円のうち、財政部所管は八億三千九百八万六千円でありまして、市有財産の登記事務、普通財産の維持管理費、建物、自動車等に係る保険の掛金並びに財政調整基金、土地開発基金、緑の基金の運用により生じる利子及び減債基金四億二千七百六十七万九千円の積立てが主なものであります。 次に、五十七ページをお開きいただきたいと存じます。 第七目車両管理費は五千七百八十六万一千円で、市有一般車両等の維持管理費及び車両の更新に要する経費並びに自動車借料等であります。 次に、六十六ページをお開きいただきたいと存じます。 第十七目諸費一億八千四百二十万三千円のうち財政部所管は八千五百万円でありまして、市税還付金及び還付加算金であります。 次に、第二項徴税費十億二千七百七十三万四千円は、市税の賦課徴収に要する経費でありまして、人件費、納期前納入報奨金、賦課徴収等に係る電算委託料及び土地評価システム委託事業が主なものであります。 次に、大きく飛びまして二百四十七ページをお開きいただきたいと存じます。 第十二款公債費は六十二億二千四百五十九万五千円でありまして、市債の元利償還金六十一億五千二百四十二万二千円及び一時借入金利子六千七百万円並びに市債借入れに伴う元利償還金等の支払手数料、市債償還事務電算委託料等五百十七万三千円であります。 以上で財政部所管の歳出の内容について御説明を終わります。 次に、歳入について御説明申し上げます。 なお、歳入の内容が各部にわたりますので、私から一括御説明申し上げます。 まず六ページをお開きいただきたいと存じます。 歳入の第一款市税は四百二十億五千五百万円で、消費税法創設に伴って平成元年度適用の改正済税制の影響及び地方財政計画並びに今後の経済社会情勢を勘案いたしまして、前年度当初予算額に対し三・二%増を見込み計上いたしました。 続いて、各税目ごとに御説明申し上げます。 個人市民税につきましては、税制改正による所得割の税率構造の改正、老年者控除額の引上げ、障害者等非課税限度額の引上げ、退職所得控除額の引上げ、医療費控除の定額基準額の引上げ等を考慮して百四十三億七千七百二十万円を見込み計上いたしました。 法人市民税につきましては、経済情勢等景気の動向を勘案して八十五億七千百万円を見込み計上いたしました。 固定資産税につきましては、評価替えの第二年度であり、土地についての負担調整措置によるものと、地目の変換及び家屋の新増築等を考慮して前年度当初予算額に対し八・二%増の百三十四億八千五百万円を見込み計上いたしました。 次に、その他の税といたしまして軽自動車税三億二百三十万円、市たばこ税につきましては、消費税法の創設により従来の市たばこ消費税を市たばこ税と名称を変更し、課税の仕組みも従価課税、従量課税の併課方式を従量課税一本に改正され、これを考慮して十三億三千万円を、特別土地保有税三千三十万円、商品切手発行税五千万円、入湯税七百九十万円、事業所税十億四千八百九十万円、都市計画税二十五億四千六百九十万円をそれぞれ見込み計上いたしました。 なお、消費税法の創設により電気税・ガス税・木材引取税が廃止されたことと、たばこ消費税の名称の変更に伴う経過措置で旧法による税として、市たばこ消費税一億二千万円、電気税一億八千万円、ガス税五百五十万円をそれぞれ見込み計上いたしました。 第二款地方譲与税は、消費税法の創設に伴い新たに消費譲与税が追加されましたことにより、前年度当初予算額に対し百八十%増の十六億六千八百五十万円を見込み計上いたしました。 第三款利子割交付金は、昭和六十三年度から創設されたもので、昨年同額の三億五百七十万円を見込み計上いたしました。 第四款ゴルフ場利用税交付金は、消費税法の創設に伴い従来の娯楽施設利用税交付金の名称を変更し、税率を引き下げて交付するもので、本市へ交付されますものを見込み五千七百六十万円を計上いたしました。 第五款自動車取得税交付金は、県税である自動車取得税のうち本市へ交付されますものを見込み、四億八千七百万円を計上いたしました。 第六款地方交付税は三十五億円であります。普通交付税では、本市における税収入の伸び及び基準財政需要額等を考慮いたしまして、二十八億円及び特別交付税七億円を見込み計上いたしました。 第七款交通安全対策特別交付金は、交通反則金の交付見込額七千九百六十万円を計上いたしました。 第八款分担金及び負担金は、二十一億四百八十八万二千円であります。 民生費負担金は、保育所入所費負担金十三億九千二百七十九万五千円及び老人福祉施設入所費負担金一億六千三百十五万五千円が主なものであります。 農林業費負担金四億四千六百三万八千円は、融資事業、土地改良事業及び林道事業等に係る負担金収入であります。 土木費負担金二百二十二万一千円は、長野大通り共同溝の管理に係る企業者負担金であります。 第九款使用料及び手数料は二十五億八千五百四十万四千円を見込み計上いたしました。 まず、使用料十二億三千五百十九万三千円の主なものは、市民会館使用料、スキーリフト使用料、駐車場使用料、市営住宅使用料及び体育施設使用料等であります。 手数料は十三億五千二十一万一千円で、戸籍及び税関係の諸証明手数料並びにじん芥処理、し尿処理、建築確認等に係る手数料収入が主なものであります。 次に、第十款国庫支出金は六十三億四千四百二十一万八千円を見込み計上いたしました。 第一項国庫負担金は二十九億三千九百六十二万四千円で、身体障害者、精神薄弱者、児童・老人の福祉に係る措置費及び生活保護費等民生費国庫負担金二十七億七千九百九十八万一千円、老人保健事業に係る衛生費国庫負担金七千六百四十八万二千円、小・中学校の増改築事業に係る教育費国庫負担金八千三百十六万一千円等であります。 第二項国庫補助金は三十二億六千八百三十六万三千円でありまして、民生費国庫補助金では、部落解放事業費、幼稚園就園奨励費等二億三千九百八十五万四千円であります。 衛生費国庫補助金は一億六千二百四十五万二千円でありまして、保健活動費、保健センター整備費、廃棄物処理施設整備費等に係るものであります。 労働費国庫補助金三千二百八万七千円は、失業対策事業費及び中小企業勤労者総合福祉推進事業費補助金等に係るものであります。 土木費国庫補助金は二十二億七千六百四十七万二千円で、道路改良費、交通安全施設整備費、準用河川改修費、街路整備費、公園緑地費、都市下水路整備費及び住宅建設事業費並びに市街地再開発事業費等に係るものでございます。 消防費国庫補助金七百九十九万円は、消防施設整備費に係るものであります。 教育費国庫補助金五億四千九百五十万八千円の主なものは、小・中学校における児童生徒就学奨励費、新設中学校用地取得費、大規模改修費、学校水泳プール建設費、文化財保存事業費及び史跡等保存事業費並びに社会体育館建設事業費に係るものであります。 第三項国庫委託金一億三千六百二十三万一千円は、基礎年金及び福祉年金事務並びに児童手当支給事務等国からの委託事務に係る収入を見込み計上いたしました。 第十一款県支出金は、二十五億三千百三十万八千円であります。 第一項県負担金四億八千百十万九千円は、社会福祉費、児童福祉費、老人福祉費、生活保護費及び老人保健事業費等に係るものであります。 第二項県補助金は、十四億四千八百二十八万二千円であります。主なものといたしましては、民生費県補助金四億四千十七万八千円、衛生費県補助金四千五百八十三万一千円、農林業費県補助金六億一千五百三十万六千円、土木費県補助金一億九千八百十二万二千円及び教育費県補助金七千九百七十万八千円であります。 第三項県委託金は六億百九十一万七千円で、県民税徴収、統計調査及び参議院議員選挙等県からの委託事務に係るものを見込み計上いたしました。 第十二款財産収入十一億九千六百九十三万六千円は、財政調整基金、減債基金等から生じる利子などの財産運用収入八億四千五百七十七万七千円及び土地建物などの財産売払収入三億五千百十五万九千円を見込んだものであります。 第十三款寄附金は、篤志家からの寄附金一億一千六百十一万二千円を見込んだものであります。 第十四款繰入金は二十五億三千四百七十一万三千円であります。主なものは、財政調整基金七億円、土地開発基金十五億円及び庁舎建設金三億三千四百四十九万五千円でありまして、庁舎建設基金は若穂支所及び信更支所庁舎改築費の財源として予定しているものであります。 第十五款繰越金一億円は、六十三年度からの繰越剰余金を予定するものであります。 第十六款諸収入は六十三億六千七百六十四万八千円でありまして、その主なものは労働金庫貸付預託金収入六億円、中小企業振興資金貸付預託金収入四十億六千万円、住宅建設資金貸付預託金収入三億九千百十四万円、道路復旧受託事業収入二億五百九十三万二千円であります。 第十七款市債五十九億七千五百三十七万九千円は、建設事業費に充てるものでありまして、その主なものは民生債二億六千三百五十万円、衛生債六億八千六百九十万円、土木債二十六億五千百六十七万九千円及び教育債十七億四千百七十万円であります。 次に、薄い方の予算書の三ページをお開きいただきたいと存じます。 第三条に定める地方債につきましては、二十ページの第三表地方債のとおりでありまして、総務管理施設整備事業のほか十五事業に充当するため、それぞれ記載のとおりの限度額、起債の方法、利率及び償還の方法で市債の借入れを予定するものであります。 次に、三ページに戻りまして第四条の一時借入金の最高限度額につきましては、前年度と同額の四十億円をお願いするものであります。 次に、第五条歳出予算の流用につきましては、給料、職員手当等及び共済費に係る予算額に過不足が生じた場合における同一款内での流用をお認めいただきたくお願いするものであります。 以上で財政部所管の一般会計予算の説明を終わります。 次に、薄い方の四十九ページをお開きいただきたいと存じます。 議案第六号平成元年度長野市職員貯蓄金管理特別会計予算につきまして御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額はそれぞれ一億八百九十万円であります。 歳入では、事業収入一千四百十万円及び前年度からの繰越金九千四百八十万円を見込み計上いたしました。 歳出では、第一款事業費で中途解約による払戻金一千五十万円及び支払利子五百六十万円を予定するものであります。 第二款予備費は、九千二百八十万円を計上いたしました。 引き続きまして、別冊の議案第十二号平成元年度長野市松代財産区特別会計予算について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額は、それぞれ四百四十四万二千円でありまして、歳出は経常的経費二十三万三千円と財産維持管理のための経費二百九十七万三千円がその主なものであります。 歳入は、土地貸付料などの財産収入二百五十万一千円と前年度からの繰越金百八十四万円が主なものであります。 次に、議案第十三号平成元年度長野市豊栄財産区特別会計予算は、歳入歳出それぞれ七万八千円で歳出は財産区運営の経常的経費で、歳入は土地貸付収入などであります。 次に、議案第十四号平成元年度長野市西寺尾本郷財産区特別会計予算は、歳入歳出それぞれ九十五万円で、歳出は財産区運営の経常的経費及び基金積立金であります。歳入は、土地貸付収入及び基金から生じる利子が主なものであります。 次に、議案第十五号平成元年度長野市今井財産区特別会計予算は、歳入歳出それぞれ五十五万六千円でありまして、歳出の主なものは財産区運営のための経常的経費十一万七千円、造林事業のための経費四十三万二千円などであります。歳入では、土地貸付などの財産収入四十五万八千円と前年度からの繰越金七万五千円などであります。 最後に、議案第十六号平成元年度長野市更北財産区特別会計予算につきまして御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額はそれぞれ二十万円でありまして、歳出の主なものは財産区運営のための経常的経費十三万三千円と財産維持管理のための経費三万七千円などであります。歳入は、土地貸付などの財産収入十四万一千円と繰越金五万六千円などであります。 以上て説明を終わりますが、何とぞよろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) この際、昼食のため午後一時まで休憩いたします。   午前十一時五十三分 休憩   午後 一時  一分 再開 ○議長(今井良雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案説明を継続いたします。 生活部長井上君   (生活部長 井上脩君 登壇) ◎生活部長(井上脩君) 私から、議案第一号平成元年度長野市一般会計予算のうち、生活部所管の内容並びに議案第二号平成元年度長野市葬儀公営特別会計、議案第三号平成元年度長野市国民健康保険特別会計及び議案第四号平成元年度長野市交通災害共済事業特別会計の各予算について御説明申し上げます。 まず、一般会計予算説明書中五十二ページでございますが、第二款総務費第一項総務管理費第二目広聴広報費中、報償費六万円、需要費十万円、委託料百十六万円及び備品購入費の四万円の合計百三十六万円については、生活部所管の市民法律相談事業に係る経費でございます。 次に七十ページでございますが、第二款総務費第三項戸籍住民基本台帳費四億八十一万二千円は、戸籍・住民基本台帳及び印鑑登録事務等に要する人件費、物件費が主でございますが、この中には摸写電送装置を計画的に更新するため、本年度で受信機七台の整備に要する費用を計上いたしました。 次に八十六ページでございますが、第三款民生費第一項社会福祉費中、生活部所管の第三目国民年金費一億七千二百三十六万円は、国民年金事務に必要な関係職員の人件費及び物件費でございまして、その主なるものは、被保険者の加入促進、保険料の徴収、年金の給付及び年金制度の普及啓発等に要する経費でございます。 次に、百五ページでございますが、第四款衛生費のうち生活部所管の十八億一千八百六十二万六千円について御説明申し上げます。 第一項保健衛生費第一目保健衛生総務費十一億九千九百十六万円の主なものは、関係職員の人件費と保健保養訓練センター維持管理費二千七百八十五万一千円、機能訓練事業費四百二十八万六千円、市民の健康づくりを推進するための拠点として、国・県の補助を受けて対人保健サービスを総合的に行う保健センターを西部に建設する初年度の事業費として、七千三万七千円を計上いたしました。 なお、二年度分の事業費については、薄い方の予算書の十五ページ、第二表債務負担行為として安茂里総合市民センター建設事業費のうち、保健センター分として一億六千二百七十万円をお願いしてございます。 また、市民の健康を守る事業推進のため、積極的な協力を得ております保健補導員会、医師会、歯科医師会等に対する事業補助金、看護婦確保のための医師会附属看護学院に対する運営費補助金、厚生連松代総合病院、新町病院の増改築費補助金等の補助に要する経費五千百十八万一千円、長野市急病センター運営費二千六百二十三万三千円、救急医療体制の円滑な運営を図るための急患医療補助金等五千百八十六万四千円、市民病院建設基金の積立金七億五千九百五十三万九千円、長野市公的医療施設の建設に向けての審議会運営に要する費用百五十五万五千円、公的医療施設建設のための各種資料収集調査等の費用二千万円を計上いたしました。 第二目伝染病予防費六百二十一万九千円は、長野地域広域病院改築事業負担金六百四万二千円と、伝染病発生等の際の防疫に要する経費でございます。 第三目予防接種費一億一千四十三万六千円は、予防接種法に基づくポリオほか八種類の予防接種に要する経費でございます。 第四目結核予防費四千五百七十四万円は、結核予防法に基づく乳幼児、一般住民及び小・中学校における予防接種とレントゲン検診に要する経費でございます。 第五目成人病予防費二億八千五百二十万八千円の主なるものは、老人保健法による市民健康診査事業に要する経費及び心電図検査事業、胃検診のほか各種保健事業に要する経費一億九千七百万五千円、乳房検診、肺がん検診、子宮がん検診、大腸がん検診並びに家庭訪問指導事業等に要する経費八千四百十三万三千円でございます。 第六目母子保健費八百六十七万五千円の主なものは、一歳六か月児健康診査事業四百七十六万八千円、母子関係改善対策として、母と子の健康教育事業、妊産婦・乳幼児相談事業並びに栄養強化・新生児訪問等に要する経費三百九十万七千円を計上いたしました。 第七目保健婦設置費一億六千三百十八万八千円は、保健婦の人件費及び保健衛生予防活動を実施するための経費及び地域保健指導者育成事業に要する経費でございます。 次に、第八目環境衛生費中、犀峡衛生施設組合に対する負担金六十二万三千円と、葬儀公営特別会計への繰出金として五千六百四十四万五千円を計上いたしております。 次に百五十五ページでございますが、第七款商工観光費第一項商工費中生活部所管の第六目消費者保護対策費三千七百十三万九千円の主なもは、関係職員の人件費のほか消費者保護啓発のための経費及び生鮮食料品の価格安定等を目指した事業に要する経費でございます。 次に、二百七十一ページでございますが、議案第二号平成元年度長野市葬儀公営特別会計予算について御説明申し上げます。 まず、歳出から申し上げます。 第一款総務費八千四百七十六万三千円は、葬儀事業関係職員の人件費及び財産管理に要する経費でございます。 第二款斎場葬儀費五千十九万円は、大峰斎場の火葬炉の改修工事及び大峰・松代斎場並びに葬祭具の管理運営に要する経費でございます。 第三款公債費五百九十四万七千円は、松代斎場待合室及び大峰斎場火葬炉改築の市債償還金でございます。 第四款予備費は十万円を計上いたしました。 次に、歳入について申し上げます。 第一款事業収入六千八百四十九万一千円は、斎場及び葬祭用具の使用料を見込み計上いたしたものでございます。 第三款繰入金五千九百九十五万三千円は、葬祭事業の一部を補てんするため一般会計から繰入れをお願いする五千六百四十四万五千円及び葬祭具を購入するため基金から繰入れする三百五十万八千円でございます。 第六款市債一千百六十万円は、大峯斎場火葬炉改修工事費に充てるものでございます。 そのほか、第二款財産収入十一万九千円、第四款繰越金一万円、第五款諸収入八十二万七千円を見込み計上いたしまして、歳入歳出予算の均衡を図ったものでございます。 次に、二百八十九ページでございます。 議案第三号平成元年度長野市国民健康保険特別会計予算について御説明申し上げます。 本会計の予算総額は百十二億九千九百七十万円で、このうち事業勘定会計予算は百十二億四千八百十万円、直診勘定会計の予算は五千百六十万円でございます。 まず事業勘定について申し上げますが、予算総額は前年度当初予算に比較して二・八%の減でございます。 次に、歳出について申し上げます。 第一款総務費二億六千九百八万八千円は、関係職員の人件費、物件費等管理運営に要する経費でございます。 第二款保険給付費八十二億五千六百三十六万四千円は、主として一般並びに退職被保険者の医療費支給に要する費用でございます。 第三款老人保健拠出金二十四億五千十万九千円は、老人保健の医療費等に要する費用の拠出金でございます。 第四款共同事業拠出金三千九百十二万七千円は、高額医療費の共同事業等に要する費用の拠出金でございます。 第五款保健施設費七千五百九十三万円は、主として健康づくり推進事業に要する諸経費でございます。 第六款積立金三千四百九万四千円は、支払準備基金の積立てに要する費用でございます。 第七款諸支出金二千三百三十八万八千円は、主として直診勘定繰出金でございます。 第八款予備費一億円は、保険給付費等のやむを得ない支出に備えるものでございます。 次に、歳入について申し上げます。 第一款国民健康保険料五十五億五千五百五十三万八千円は、歳入総額の四十九・四%に当たりますが、このうち現年度分は五十三億七千百五万三千円を見込み計上いたしました。 第三款国庫支出金三十三億七千八百十二万六千円は、歳入総額の三十%に当たり、事務費負担金、療養給付費及び老人保健医療費の負担金、助産費補助金、財政調整交付金でそれぞれ国の交付基準に基づいて見込み計上いたしました。 第四款療養給付費交付金十五億一千六百三十七万八千円は、退職者医療制度による被用者保険から拠出される交付金を見込み計上いたしました。 第七款繰入金五億六千百二十五万一千円は、一般会計から繰入れをお願いするものでございまして、低所得世帯の負担軽減、高額療養費公費分、福祉医療の波及経費、任意給付等に要する経費及び健康づくり推進事業に要する経費に対するものでございます。 第八款繰越金一億二千二百十一万円は、六十三年度からの繰越しを予定いたしたものでございます。 そのほか、第二款使用料及び手数料三百八十一万四千円、第五款共同事業交付金四千四百万円、第六款財産収入三千五百五十二万六千円、第九款諸収入三千百三十五万七千円をそれぞれ見込み計上いたしまして、歳入歳出予算の均衡を図ったものでございます。 次に、三百十一ページの直診勘定について申し上げます。 予算総額は五千百六十万円で、前年度当初予算に対して一・四%の増でございます。 まず歳出につきましては、直営診療所三か所及び移動診療所の管理運営に要する経費を計上いたしたものでございます。 次に、歳入については、各施設の診療実績により第一款診療収入一千八百三十四万二千円を計上するとともに、管理運営に要する経費の一部補てん分として、一般会計から繰入金二千五百五十一万六千円を第四款に計上いたし、無医地域の医療確保に努めてまいる所存でございます。 次に、三百三十一ページでございますが、議案第四号平成元年度長野市交通災害等共済事業特別会計について御説明申し上げます。 本年度は、この事業への会費加入目標を二十六万一千六百人とし加入率七十七%を見込みまして、予算総額九千五百五十万円を計上いたしました。 まず、歳出から申し上げます。 第一款事業費九千四百五十万円の主なものは、交通災害等共済見舞金及び交通安全思想の高揚と事故防止を図るため、小学校入学児童に対し配布する交通安全帽子、啓発用フィルム等の購入経費でございます。 第二款予備費百万円は、災害見舞金等やむを得ない支出に備えるものでございます。 次に、歳入について申し上げます。 第一款事業収入八千八百二十二万六千円でございますが、その内容は一般加入者会費五千六百六十三万二千円及び共済期間中に七十歳に到達するもの及び七十歳以上の老人、中学生以下の子供並びに一級から三級までの身体障害者等の会費相当分を一般会計で負担する三千百五十九万四千円を見込み計上したものでございます。 第二款財産収入四百十七万四千円は、交通災害等共済事業支払準備基金から生ずる利子でございます。 そのほか、第三款繰越金三百万円、第四款諸収入十万円を見込み計上いたしまして、歳入歳出予算の均衡を図ったものでございます。 以上で説明を終わります。何とぞよろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 福祉部長内田君   (福祉部長 内田一良君 登壇) ◎福祉部長(内田一良君) 私から、議案第一号平成元年度長野市一般会計予算のうち、福祉部所管の予算並びに議案第五号平成元年度住宅新築資金等貸付事業特別会計予算及び議案第七号平成元年度老人保健医療特別会計予算について御説明申し上げます。 初めに、一般会計予算説明書中八十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第三款民生費百十八億九千九百二十九万三千円のうち、福祉部所管の百十七億二千六百九十三万三千円の各項目について順次御説明申し上げます。 まず、第一項社会福祉費三十五億二千七百四十九万五千円について申し上げます。 第一目社会福祉総務費十六億一千四百四十二万七千円の主なるものは、職員の人件費のほか七十歳以上のお年寄りと中学生以下の児童及び障害者等十万四千五百八十八人に対する交通災害共済会費の無料化分負担金、社会福祉協議会等社会福祉諸団体の活動及び事業に対する補助金を計上いたしました。 さらに、社会福祉協議会が進めております福祉ボランティア活動基金として、本年度は一千五百万円の出捐金を計上いたしました。 また、国民健康保険特別会計繰出金五億八千六百七十六万七千円、同和対策関連の住宅新築資金等貸付事業特別会計繰出金一千百三十八万八千円、老人保健医療特別会計繰出金六億四千七百三十九万五千円のほか、市民小口資金貸付のための預託金一千四百万円を計上いたしました。 なお、市民小口資金貸付金に係る損失補償金について、予算書第二表債務負担行為でお願いしてございます。 第二目障害者福祉費十一億三千四百八十一万二千円の主なるものは、精神薄弱者及び身体障害者三百四十一人分の施設入所に係る措置費、障害者福祉センターの運営費、在宅福祉の推進を図るための家庭奉仕員派遣事業費、また、在宅の重度障害者を介護されている方に差し上げる介護料三百七十四人分を計上いたし、一部介護料の引上げを図りました。 さらに、在宅障害者の社会参加を促進するため、福祉タクシー乗車料金の助成費の引上げを図りましたほか、就労している精神薄弱者の生活寮運営費に対する補助金、在宅心身障害者の生活圏拡大事業費、中途失明者の社会適応訓練事業に要する経費も計上いたしました。 また、障害者施設整備については、障害者共同作業所あおば学園の建設費二千四百万円を計上いたしました。さらに、篤志家の御寄附を財源にいたしまして、精神薄弱者授産施設小田切園の施設整備に要する経費一億一千二百七十万円を計上いたしました。 次に、第三目を飛びまして八十七ページでございますが、第四目部落解放事業費六億五百八十九万六千円は、職員の人件費のほか地区道路の改良等の環境改善事業費及び農業振興事業、中小企業振興資金融資あっせん事業、隣保館の運営等同和地区住民の生活の安定、福祉の向上を図るための所要経費でございます。 なお、結婚資金等貸付金に係る損失補償金及び利子補給金について、予算書第二表債務負担行為でお願いしてございます。 次に、第二項児童福祉費四十五億七千九百八十六万二千円について申し上げます。 第一目児童福祉総務費四億四千六百五十四万二千円は、職員の人件費、心身障害児通園施設愛の樹園、児童健全育成のための児童センターと児童館の運営委託料及び私立保育所、幼稚園の振興を図るための経費並びに私立保育所が障害児保育、また、一時保育を行った場合の補助金等のほか、認可夜間保育所の運営費補助及び交通災害遺児等の福祉向上のための年金等に要する経費でございます。 第二目児童措置費二十億六千七百三十一万九千円は、私立保育所及び家庭保育所の措置児委託料、助産施設入所委託料、児童手当、身体障害児の補装具及び日常生活用具の給付に要する経費でございます。 第三目母子福祉費三千八百九十二万六千円は、母子相談業務、母子寡婦福祉資金の貸付金及びその利子補給金、母子家庭等児童就職激励金、母子家庭の高等学校通学者に対する交通費の援護及び母子休養ホームの運営並びに母子寮の管理運営委託に要する経費でございます。 第四目福祉医療費三億一千四百五十五万八千円は、乳幼児、心身障害児・者、母子家庭の母子、父子家庭の父子、独り暮らしの女子、計一万九百十七人の医療に併せて、六十五歳以上の重度心身障害老人一千九百七十人の老人保健法の一部負担金に相当する額の無料化分の経費も計上してございます。 第五目保育所費十六億六百万四千円は、市立保育所職員の人件費及び保育所の運営管理に要する経費でございます。 第六目児童福祉施設整備費一億六百五十一万三千円は、児童センターの建設費及び市立保育所、児童館、児童センターの施設整備に要する経費でございます。 次に、第三項老人福祉費二十四億六千百六十三万七千円について御説明申し上げます。 高齢化社会に向かって総合的な対応策を進めるため、六十一年度において高齢化社会対策研究委員会からいただきました、高齢化社会対策の在り方の提言の趣旨に沿って現行制度を見直すとともに、在宅福祉対策等の充実を図りました。 第一目老人福祉総務費十一億七千四百五十九万九千円の主なるものは、職員の人件費のほか老人の生きがい対策として生涯学習、三世代間の交流の場等老人福祉センターの運営費、三百六十クラブ、約三万人会員の老人クラブ活動及び社会奉仕活動補助金、老人大学園、老人農園等々に要する経費のほか、長寿を祝う敬老事業費及び高齢化社会対策啓発事業として市民シンポジウム運営補助金等を計上いたしました。 さらに、寝たきり・痴呆性老人、独り暮らし老人の在宅福祉対策として家庭奉仕員派遣、デイ・サービス、短期保護及び地域福祉サービス事業費のほか、家庭で介護いただく方に差し上げる介護料の引上げを図りました。 また、独り暮らし老人の緊急事態に対応し、万一の事故防止を図るための緊急通報装置の設置費及び地域ボランティアによる友愛活動事業補助金のほか、在宅の高齢者の要望が高い老人福祉センター、デイ・サービスセンターを設置するための経費を計上いたしました。 また、老人ホームの設置運営を行っている長野地域広域行政事務組合及び埴科老人福祉組合の負担金一億四千九百八十五万三千円も併せて計上いたしました。 第二目老人措置費十二億六千九十六万円は、養護老人ホーム、特別養護老人ホームの入所に要する措置費でございます。 第三目老人医療費二千六百七万八千円は、六十五歳以上七十歳未満の低所得老人を対象とする医療給付費と事務費を計上いたしました。 次に、第四項生活保護費十三億三千二十九万九千円について御説明申し上げます。 第一目生活保護総務費一億九百五十六万二千円は、職員の人件費及び法施行に要する経費でございます。 第二目扶助費十二億二千七十三万七千円は、生活保護世帯に対する生活、住宅、教育、医療等の生活保護に要する経費でございます。 次に、第五款労働費のうち福祉部所管の第二項百二十七ページを御覧いただきたいと存じます。 労働諸費八億二千三百九十三万一千円について御説明申し上げます。 第一目労働諸費七億二千五百二十三万二千円は、職員の人件費並びに勤労者に対する資金融資を容易にするための労働金庫預託金、長野市勤労者共済会補助金等勤労者の福祉対策事業に要する経費でございます。 第二目勤労青少年ホーム費二千九百八十九万一千円は、勤労青少年ホーム三施設の管理運営に要する経費でございます。 第三目婦人対策費二千七百七十二万三千円は、働く婦人の家二施設の管理運営に要する経費でございます。 第四目中高年齢労働者福祉センター費一千四百四十三万五千円は、中高年齢労働者福祉センター・サンライフ長野の管理運営に要する経費でございます。 第五目高齢者生きがい対策費二千六百六十五万円は、六十歳を超える高年齢者の就業機会の場を確保し、社会参加を促進するためのシルバー人材センターの運営補助金を計上いたしました。 次に、三百四十七ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第五号平成元年度長野市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について御説明申し上げます。 この事業は、同和地区の居住環境の整備改善を図るため、住宅の新築・改修又は宅地を取得する者に対し、これに要する資金の一部を貸し付けるもので、予算総額一億三千六百八十万円でございます。 まず、三百五十三ページの歳出から申し上げます。 第一款総務費三千九百七十七万円は、貸付金三千七百六十万円とこれに伴う事務費でございます。 第二款公債費九千六百九十三万円は、市債の年賦償還金でございます。 第三款予備費十万円を計上いたしたものでございます。 次に、三百四十九ページの歳入について申し上げます。 第一款国庫支出金七百一万五千円は、貸付事業に対する国庫補助金でございます。 第二款県支出金百五十万円は、貸付事業に対する県補助金でございます。 第三款財産収入六十四万八千円は、住宅新築資金等貸付事業債償還準備基金から生ずる利子収入でございます。 第四款繰入金一千百三十八万八千円は、市債と貸付金との償還期間等の差違に係る公債費に充当するため一般会計からの繰入金を計上したものでございます。 第五款繰越金二万円は、前年度からの繰越金を予定したものでございます。 第六款諸収入八千六百二十二万九千円は、貸付金の元利収入を計上したものでございます。 第七款市債三千万円は、貸付金に充当するため住宅新築資金等貸付事業債を見込んだものでございます。 次に、三百六十三ページを御覧いただきたいと存じます。 議案第七号平成元年度長野市老人保健医療特別会計予算について御説明申し上げます。 この事業は、老人保健法に基づく七十歳以上の人と六十五歳以上の寝たきり等の重度な障害の状態にある人を対象とした医療給付と事務的経費が主なもので、総額百二十八億一千五百六十万円でございます。 最初に、三百六十九ページの歳出から申し上げます。 第一款総務費八百四十万五千円は、老人医療給付に伴う事務的経費でございます。 第二款医療諸費百二十八億六百五十九万五千円は、対象者二万九千百六十四人に係る医療給付費と診療報酬の審査支払に要する手数料でございます。 第三款諸支出金十万円は、国・支払基金からの超過収入による償還金と受給者からの過誤納付による還付金でございます。 第四款予備費は、五十万円を計上いたしました。 次に、三百六十五ページの歳入について申し上げます。 第一款支払基金交付金八十九億七千百三十一万三千円は、医療給付金の七十%に相当する保険者の拠出金と審査支払手数料の交付金でございます。 第二款国庫支出金二十五億五千百十五万四千円は、老人医療給付金の二十%相当の国庫負担金でございます。 第三款県支出金六億三千七百七十八万八千円は、老人医療給付金の五%相当の県負担金でございます。 第四款繰入金六億四千七百三十九万五千円は、老人医療給付金の五%相当及び事務的経費で、本市が負担すべきもので一般会計から繰り入れるものでございます。 第五款繰越金一万円は、前年度からの繰越金を予定したものでございます。 第六款諸収入七百九十四万円は、医療費の不正利得に係る延滞金、第三者行為による損害賠償金等でございます。 以上で福祉部所管の予算説明を終わります。何とぞよろしく御審議の上、御決定のほどをお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 環境部長小島君   (環境部長 小島武彦君 登壇) ◎環境部長(小島武彦君) 私から、議案第一号平成元年度長野市一般会計予算のうち、環境部所管の内容について御説明申し上げます。 まず、予算説明書中百十二ページを御覧いただきたいと存じます。 第四款衛生費のうち環境部所管の各項目について順を追って御説明申し上げます。 第一項保健衛生費第八目環境衛生費二億八千百八十二万一千円のうち、環境部の所管は二億二千四百七十五万三千円でありまして、職員の人件費のほか、春・秋一斉清掃に伴う側溝の土砂運搬経費、本年度新たに調査いたします飯綱高原の豊かな自然を復元するための基本調査事業など二千八百八十七万九千円、また、各種補助事業としてクリーン長野運動推進本部補助金、公衆浴場の経営安定化のための諸事業補助金、合併処理施設の汚泥処理事業補助金、小規模合併処理浄化槽設置事業補助金、東福寺・西寺尾地区等の県営水道区域内の上水道普及促進事業補助金などの一億四千六百四十一万二千円が主なものでございます。 次に、百十四ページの第九目狂犬病予防費一千九十七万円は、狂犬病予防法に基づく一万四千二百頭の犬の登録事務に要する経費でございます。 次に、百十五ページの第十目公害対策費六千三百四十九万一千円は、公害対策基本法及び関係法令に基づく調査・監視・指導など公害防止の対策に要する経費で、職員の人件費、スパイクタイヤによる道路粉じんの公害防止対策としてスタッドレスタイヤのモニター五百人の報償金五百万円及び浮遊粉じん等の調査費百四十五万円、また、大気汚染の常時測定を行う六測定局の維持管理費七百九十一万八千円、大気測定に必要な機械器具購入費二百八万一千円、中小河川の水質汚濁監視のため水質測定等の経費二百五十五万五千円、河川の水質浄化思想の啓発を一層推進するため、水生生物による水質汚濁の実態調査の経費百三十五万七千円が主なものでございます。 次に、百十七ページの第二項清掃費四十九億五千百十二万三千円について申し上げます。 第一目清掃総務費七億百四十六万九千円は、清掃関係の人件費のほか、資源回収報償金二千百十万円が主なものでございます。 次に、百十八ページの第二目じん芥処理費十七億二千八百九十二万七千円は、じん芥の収集・処理・処分に要する経費でございまして、主なものは収集等の委託料五億九千三百五十六万円のほか、天狗沢不燃物最終処分場埋立地建設事業費十一億三千二百万円で国庫補助事業として実施いたすものでございます。 なお、このほかに薄い方の予算書十六ページの第二表に債務負担行為として天狗沢不燃物最終処分場埋立地建設事業費十六億三千八百万円を計上してございますので、よろしく御決定をお願い申し上げます。 次に、百十九ページの第三目じん芥処理場費四億八千三百九十五万七千円は、清掃工場・資源回収工場・プレス工場の維持管理に要する経費のほか、一般ごみと食品パック類を混合焼却するため、焼却炉二炉のクリンカー防止工事一億六千万円が含まれております。 また、プレス工場につきましては、平成元年四月一日から長野地域広域行政事務組合から長野市に移管され運営されるものでございます。 次に、百二十一ページの第四目し尿処理費十六億二千百四十九万九千円は、し尿くみ取り委託料十億七千二百十七万円のほか、千曲衛生施設組合への投入手数料二千五百九十七万八千円、特別投入をしております委託料一千七百八十二万円、公衆便所整備費四千八百五十六万八千円及び千曲衛生施設組合、須高行政事務組合、犀峡衛生施設組合の負担金四億二千二百五十万七千円が主なものでございます。 次に、百二十二ページの第五目し尿処理場費一億八千五百二十三万五千円は、衛生工場の維持管理に要する経費でございます。 次に、百二十三ページの第六目生活雑排水処理場費二億三千三万六千円は、生活雑排水処理場の維持管理に要する経費のほか、生活雑排水処理委託料九千七百八十二万一千円、収集料金補助金一億十六万三千円及びし渣除去装置回収工事費四百三十四万円が主なものでございます。 次に、百二十四ページの第三項水道費第一目水道費七千二百八十六万八千円は、水道事業会計への補助金、出資金及び千曲川流域の広域的な水道整備計画を策定するための基礎調査事業の負担金でございます。 以上で説明を終わります。何とぞよろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 農林部長青木君   (農林部長 青木友雄君 登壇) ◎農林部長(青木友雄君) 私から、議案第一号平成元年度長野市一般会計予算のうち、農林部所管に係る予算の内容並びに議案第九号平成元年度長野市農業共済事業会計予算について御説明申し上げます。 まず、予算説明書中百三十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第六款農林業費、総額三十五億八千八百八十五万五千円について申し上げます。 第一項農業費三十億一千八十九万二千円のうち、第一目農業委員会費一億三千六十九万九千円は、農業委員会事務局職員の人件費のほか、農業委員会の事業運営に要する経費でございます。 第二目農業総務費三億三千三百七十九万三千円は、農政関係職員の人件費のほか、国の制度資金として農業近代化資金、災害営農資金及び市単独制度資金として農業生活近代化資金、農業経営改善資金等の融資に対する利子補給金並びに市単独事業として、農業協同組合事業活動補助金、農業共済事業会計補助金、農業協同組合合併補助金、県農協拠点施設整備事業補助金及び県農業信用基金協会出資金等に要する経費でございます。 第三目農業振興費一千六百三十三万六千円は、土地利用型農業経営規模拡大促進事業、地域農業整備促進事業、さらには市単独事業として、農畜産物十三品目の生産安定対策事業及び農業者労働災害補償対策推進事業交付金等に要する経費でございます。 第四目指導奨励費三億二百九十二万二千円は、農業機械化推進事業及び農業経営改善事業として、特定地域農業振興総合対策事業、市単独事業の山村畑作地域活性化モデル事業。果樹事業として、果樹中核産地整備事業、果樹総合対策推進事業、りんごわい化栽培推進事業、ぶどうウィルスフリーモデル園設置事業、果樹品質向上対策推進事業。そ菜特産事業として、野菜集団産地育成事業、野菜高度生産流通システム化対策事業、特産物生産団地育成事業、花き集団産地育成事業及び市単独事業の山間地施設型農業モデル事業、市民菜園開設事業。養蚕事業として、壮蚕飼育近代化推進事業、桑園基盤整備事業、桑園生産力増強施設事業。畜産事業として、集落畜産経営環境整備促進事業及び畜産経営安定資金融資に対する利子補給金、市単独事業の公共牧場利用推進事業、畜産経営改善事業。さらに、地域営農組織育成事業及び農業振興関係団体の育成補助金等に要する経費でございます。 第五目農地費十七億一千八百五十八万三千円は、農業土木課職員の人件費のほか、土地改良事業として国庫補助事業による団体営土地改良事業及び市単独による農道、水路等の新設改良、ため池改修、干ばつ対策等の事業を初め農業基盤整備事業、県単土地改良事業に対する補助金並びに県営事業として実施するたん水防除、かんがい排水、排水対策、老朽ため池整備、ほ場整備等各事業の負担金及び農林漁業資金借入補給金等に要する経費でございます。 第六目水田農業確立対策費四千四百三十五万八千円は、六十二年度から水田農業確立対策が始められましたが、本年は前期三年の最終年として昨年同様の目標達成と前年に引き続き米需給均衡化緊急対策の推進を図るため、高生産性作物転作推進事業及び市単独による転作条件整備事業等に要する経費でございます。 第七目農業構造改善事業費三千三百七十万九千円は、六十一年度から平成元年度まで地区再編農業構造改善事業により、信田西部地区で実施する第四年目の事業費補助金等に要する経費と、農業公園基本構想作成委託及び農業用地盤地下水源調査委託に要する経費でございます。 第八目融資事業費三億一千六百六十八万八千円は、農林漁業資金借入れにより実施する農道の新設、改良舗装及び用排水路の改修等に要する経費でございます。 第九目中核的農業者育成対策費二百四十五万五千円は、市単独事業として農業の中核的担い手となる農業後継者の育成、各種資格の取得研修と海外、県外の研修視察に対する補助金並びに団体の育成補助等に要する経費でございます。 第十目農村総合整備事業費一億一千百三十四万九千円は、国庫補助事業として、農業生産基盤整備による農道整備及び農村環境基盤整備による集落道整備に要する経費でございます。 第二項林業費五億七千七百九十六万三千円のうち、第一目林業総務費九千百七十一万一千円は、林務課職員の人件費のほか、市単独事業として、森林保護、治山事業の推進及び特用林産物生産振興、さらには林業関係団体の育成補助金、林業施設の管理運営等に要する経費でございます。 第二目林業振興費二億九千百七十七万四千円は、国、県及び市単独による林業生産基盤整備事業として、林道及び作業道の開設、改良事業等のほか、農林漁業資金の借入補給金等に要する経費でございます。 第三目造林費一億六千二百九十二万四千円は、市有林及び分収林の植林七ヘクタール、地ごしらえ三ヘクタール並びに幼齢林の下刈り手入れ等保育関係事業三百二十四ヘクタールのほか、作業道の開設事業、私有林の造林補助金、さらには補助事業として間伐実施事業、松くい虫防除対策事業等に要する経費でございます。 第四目林業構造改善事業費三千百五十五万四千円は、国、県の補助事業として、林道開設事業、集約育林指標団地整備事業、組織化活動促進事業、特定地域林業振興総合対策事業のほか、市単独事業として森林活用診断事業、林業施設補修事業等に要する経費でございます。 次に、予算説明書中二百四十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第十一款災害復旧費三千六百五十七万六千円のうち、第二項農林施設災害復旧費三千二百五十七万六千円について御説明申し上げます。 第一目昭和六十三年災害農林施設復旧費三千二百五十七万六千円は、昭和六十三年九月二日発生の災害で、国庫補助事業により七二会平出地区の農道復旧を行う経費でございます。 次に、薄い方の平成元年度長野市一般会計予算十七ページを御覧いただきたいと存じます。 第二条に定める債務負担行為につきましては、十七ページの第二表債務負担行為の事項のうち、農林部関係の十番から十五番までの六件でありますが、これは農業制度資金の融資に対し五か年間にわたる利子補給金六千四百九十五万円並びに土地改良事業、林道事業、林業構造改善事業等のため農林漁業金融公庫からの借入金に対し、十六年から二十一年間にわたる補給金七億四千四百八十万六千円の債務負担行為の設定をお願いするものでございます。 次に、六十一ページの議案第九号平成元年度長野市農業共済事業会計予算について御説明申し上げます。 本年度も損害補償の充実強化と加入の促進及び損害防止事業を積極的に推進いたし、共済事業の円滑なる事業の運営を期する所存でございます。 次に、第二条の本年度の事業別引き受け予定量について申し上げます。 農作物共済の引き受け収量は六千二百八十一トン、蚕繭共済の引き受け収繭量百六十トン、家畜共済引き受け頭数五千七百二頭、果樹共済引き受け標準収穫量六千二百四十五トン、畑作物共済引受収量八十三トン、園芸施設共済につきましては四百七十五棟の引受けを予定しております。 次に、第三条収益的収入及び支出でございますが、収入支出とも三億六千百四十万円で、収入のうち農家負担の軽減を図るため、一般会計から本事業会計へ二千二百万円の補助を予定いたしまして、収支のバランスを図った次第でございます。 以上で説明を終わります。何とぞよろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 商工部長戸津君   (商工部長 戸津幸雄君 登壇) ◎商工部長(戸津幸雄君) 私から、議案第一号平成元年度長野市一般会計予算のうち商工部所管の内容について御説明申し上げます。 予算説明書中百五十一ページをお開きいただきたいと存じます。 第七款商工観光費は、総額六十七億六千四百八十七万五千円でございます。 初めに、第一項商工費六十三億五千二十二万六千円について申し上げます。 第一目商工総務費一億三千四百四万六千円は、商工課職員の人件費及び一般経常費でございます。 第二目商工業振興費六十一億二千六百五十四万五千円は、商工業振興のために要する経費でございます。その主なるものは、中小商工業者の経営の安定と振興を図るために必要な融資預託金及び保証料等制度融資に要する経費四十一億三千九百十五万四千円、コンベンションホールを建設するための用地費の一部及び調査委託費等の経費十一億四千五百八十二万円、事業所の新増設、公害防止施設設置促進及び技術向上のための助成並びに北部工業団地基盤整備のための助成等七億二千六百十万八千円、若穂商工会会館建設費補助金二千四百四十一万九千円のほか商工業団体の事業活動の増進を図るための事業補助金、各種イベント開催、物産の販路拡張のための補助金等でございます。 第三目商工近代化促進費二千九百八万円は、商工業の高度化及び近代化を促進するため、商店街の街路灯、商店街コミュニティ施設などの環境整備事業、高度化事業等に対する補助金等でございます。 第四目物産館費一千二十二万円は、市営物産館の運営管理に要する経費でございます。 第五目計量検査費一千三百十九万六千円は、計量検査に要する人件費のほか、計量器の検査、量目取締り、適正計量の指導等に要する経費でございます。 第六目を飛びまして百五十七ページをお開きいただきたいと存じます。 第二項観光費四億一千四百六十四万九千円について申し上げます。 第一目観光総務費一億五千八百六十八万九千円は、観光課職員の人件費、観光宣伝事業費、観光施設業務委託及び各種観光団体に対する事業推進のための補助金等でございます。その主なるものは、観光パンフレット及びポスター制作費八百万円、飯綱高原スキー場管理運営委託料六千百三十八万七千円及び長野市観光協会事業補助金等一千九百九十万円でございます。 第二目大峰城費四百五十九万九千円は、大峰城に設置してあります「チョウと自然の博物館」の管理に要する人件費、展示物管理委託料及び施設の維持管理に要する経費でございます。 第三目観光施設整備事業費二億二千三百三十五万二千円は、観光施設の新設と維持管理に要する経費でございます。その主なものは、飯綱高原スキー場に新設するスキーリフト一基の建設費一億二千八百六十五万七千円、スキー場及び観光施設等の整備に係る工事費五千六百三十万円、市民健康の森建設設計委託料の一千四百万円でございます。 第四目温湯温泉市民センター管理費二千八百万九千円は、源泉ボーリング工事費一千六百万円、施設管理委託料一千百二十四万九千円及び維持管理に要する経費でございます。 以上で説明を終わります。何とぞよろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 建設部長小林君   (建設部長 小林宏君 登壇) ◎建設部長(小林宏君) 私から、議案第一号平成元年度長野市一般会計予算のうち、建設部所管の内容について御説明申し上げます。 初めに、予算説明書の百二十五ページを御覧いただきたいと存じます。 第五款労働費第一項失業対策費四千六百五十万四千円について申し上げます。順を追って御説明申し上げます。 第一目失業対策総務費一千六百四十二万三千円は、失業対策関係職員の人件費等の経常的経費でございます。 第二目一般失業対策事業費二千五十四万一千円は、緊急失業対策法による失業対策事業紹介対象者十五人中一日平均九人、年間延べ約二千三百人の吸収人員を計画し、清掃除草事業等を実施するための経費と国の施策による平成元年四月一日現在で六十七歳に達した就労者等の引退に対する特例給付金でございます。 第三目地方応急事業費八百三十九万三千円は、就労者十五人に対する市単独の年間諸手当及び福利厚生に係る保養費等の経費でございます。 第四目失業対策事業引退者等対策費百十四万七千円は、国の施策による失業対策事業就労者の定年制実施により生じたもので、失業対策事業就労者を対象にした生活相談員の設置に要する経費でございます。 次に、百六十一ページを御覧いただきたいと思います。 第八款土木費百七十七億四千二百七十七万六千円のうち建設部所管の予算について申し上げます。 まず、第一項土木管理費二億八千四百六万六千円について申し上げます。 第一目土木総務費二億五千四百七十三万六千円は、監理課職員の人件費等の経常的経費、道路台帳補正委託事業と市道の管理費及び国・県道の道路改良等の整備促進を図る各種同盟会の負担金が主なものでございます。 第二目地籍調査事業費八百五十二万円は、川中島町四ツ屋、上氷鉋の一部の調査及び地籍調査実施済地区修正委託事業に要する経費でございます。 第三目駐車場管理費二千八十一万円は、大門、緑町、松代の各有料駐車場の管理運営に要する経費でございます。 次に、第二項道路橋梁費五十二億五千五百二十三万四千円について申し上げます。 第一目道路橋梁総務費四億二千四百六十八万六千円は、道路課及び一表支所土木課職員の人件費等の経常的経費が主なものでございます。 第二目道路維持費二億五千百六十八万六千円は、市道の維持修繕に要する経費でございます。 第三目道路新設改良費三十四億二千七百一万円は、道路の新設、改良、舗装、側溝整備工事等に要する経費でございます。 第四目橋梁維持費一千七百五十万円は、橋梁の維持管理に要する経費でございます。 第五目橋梁新設改良費一億五千七百九十万円は、木橋の永久橋化及び橋梁の新設工事に要する経費でございます。 第六目交通安全施設等整備事業費七億四千五十二万円は、交通の危険防止のため、踏切改良・保安設備を初め道路防災、防護柵、歩車道分離等の安全施設を設置する経費でございます。 第七目道路復旧受託費二億五百九十三万二千円は、長野市水道局、東京ガス、中部電力、NTT等が行う地下埋設物の工事に伴う市道掘削工事の路面復旧を受託施工する経費でございます。 第八目通学路整備費三千万円は、学童を交通事故から守るため通学路整備に要する経費でございます。 次に、第三項河川水路費十五億一千三百七十万四千円について申し上げます。 第一目河川水路総務費九千四百六十一万四千円は、河川課職員の人件費等の経常的経費及び各種同盟会の負担金が主なものでございます。 第二目河川水路維持費五千八百三十二万九千円は、都市河川・用水路等の維持補修に要する経費でございます。 第三目河川水路改修費十二億九千五百五十二万四千円は、準用河川新田川、権現沢等の河川整備及び市内の河川・用水路の改修、水害防止並びに普通河川防災対策等に要する経費でございます。 第四目傾斜地保全対策費五千八百万円は、傾斜地の調査保全等に要する経費でございます。 第五目排水機場等管理費七百二十三万七千円は、蛭川水系排水機場等の維持管理費でございます。 次に、第四項都市計画費のうち百八十一ページを御覧いただきたいと存じます。 第三目公共下水道費二十七億一千百五十万円は、下水道事業会計への補助金でございます。 第四目流域下水道費二億三千八百五十万円は、下水道事業会計への補助金でございます。 第五目都市下水路費八億二百十一万円は、松代一号都市下水路、安茂里一号都市下水路、篠ノ井二号都市下水路等の改修工事に要する経費でございます。 次に、百九十一ページを御覧いただきたいと思います。 第六項住宅費十五億二十万円について申し上げます。 第一目住宅管理費七億九千七百六十万五千円は、建築課職員の人件費等の経常的経費、市営住宅の維持修繕費、個人住宅、地附山地滑り災害住宅の建設を促進するための住宅建設資金及び福祉住宅改良資金の融資に係る預託金の経費でございます。 第二目建築指導費一億六千二百二十九万円は、建築指導課職員の人件費及び建築指導、建築確認事務等に要する経費でございます。 第三目住宅建設費五億四千三十万五千円は、市営住宅中層耐火構造四階建て、二棟三十三戸の建設及び昭和六十三年度国庫債務負担行為の継続事業である中層耐火構造四十六戸分の建設に要する経費でございます。 次に、少し飛びまして二百四十五ページを御覧いただきたいと思います。 第十一款災害復旧費第一項公共土木施設災害復旧費四百万円について申し上げます。 第一目平成元年災害道路復旧費三百万円は、平成元年発生予想の道路関係の災害復旧に要する経費でございます。 第二目平成元年災害河川復旧費百万円は、平成元年発生予想の河川関係の災害復旧に要する経費でございます。 次に、薄い方の平成元年度長野市一般会計予算について御説明申し上げます。 三ページの第二条に定める債務負担行為につきまして、十八ページでございますが、第二表中の十六番は、長野市個人住宅建設資金貸付要綱に基づいて、市内金融機関が平成元年度に三億七千五百万円を限度として融資した場合の損失補償金について、二十年以内で三億七千五百万円、十七番は、長野市福祉住宅改良資金貸付要綱に基づいて、市内金融機関が平成元年度に一千万円を限度として融資した場合の損失補償金について、六年以内で一千万円、十八番は、長野市地附山地滑り災害住宅建設資金貸付要綱に基づいて、市内金融機関が平成元年度に五千二百五十万円を限度として融資した場合の損失保証金について二十年以内で五千二百五十万円、十九番は、国庫債務負担行為に基づき公営住宅建設事業費について、平成二年度までの二億五千百七十二万二千円、二十番は、横断地下道設置事業における北長野駅構内自由通路の工事委託料、平成二年度までの一億五千万円の五件について債務負担行為の設定をお願いいたすものでございます。 以上で建設部関係の説明を終わります。何とぞよろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 都市開発部長内田君   (都市開発部長 内田将夫君 登壇) ◎都市開発部長(内田将夫君) 私から議案第一号平成元年度長野市一般会計予算のうち、都市開発部所管の内容並びに議案第八号平成元年度長野市都市開発事業会計予算につきまして御説明申し上げます。 初めに、予算説明書中百七十八ページをお開き願います。 第八款土木費第四項都市計画費八十一億一千六百七十六万五千円のうち、都市開発部所管の予算について申し上げます。 第一目都市計画総務費三億七千八百九十万円の主なるものは、都市計画課、土地管理課職員の人件費などの経常経費及び冬季オリンピック並びに高速道関連都市計画変更決定に関する調査、都市景観形成計画策定等に要する経費と、県施行のパーソントリップ調査、都市計画基本図作成等の市負担金でございます。 第二目街路事業費二十三億五千三百四十二万円は、新規事業の山王栗田線、継続事業でありますターミナル南通り、丹波島小市線、裾花新橋など十四路線の街路整備費及び県施行街路事業の市負担金が主なものでございます。 次に、百八十三ページの第六目公園緑化費十二億二千四十九万八千円は、継続事業であります昭和の森公園ほか六公園の整備費及び新たに山崎公園用地買収費、氷鉋公園造成費、南長野運動公園の基本設計委託費並びに街路樹管理費及び保存樹木の補助金などでございます。 第七目公園管理費一億七千二百八十六万六千円は、都市公園のうち長野運動公園を除く城山公園ほか九十七か所の公園並びに二百九十二か所の児童遊園地の維持管理及び施設整備に要する経費でございます。 第八目動物園管理費二億三千八百九十七万一千円は、茶臼山動物園、同城山分園の施設整備と管理運営等に要する経費でございます。 次に、第五項土地区画整理費十億七千二百八十万七千円について申し上げます。 第一目区画整理事業費二億四千九十六万一千円は、区画整理課職員の人件費、組合施行の土地区画整理事業予定地区に対する測量等委託料及び組合施行の土地区画整理事業に対する補助金等に要する費用でございます。 第二目都市改造事業費八億三千百八十四万六千円は、市街地整備事務局職員の人件費並びに長野駅周辺第一土地区画整理事業の換地処分、区画整理登記及び清算金の交付並びに長野駅東口地域環境整備事業の基本構想作成及び長野駅東口地域街づくり研究会の先進地視察研修並びに北長野駅前及び問御所町等の市街地再開発事業に要する経費でございます。 次に、議案第八号平成元年度長野市都市開発事業会計予算について御説明申し上げます。 薄い方の予算書の五十七ページを御覧いただきたいと思います。 この予算は、公共・住宅関係用地・商工業用地等の取得、造成並びに売却に要する予算でございます。 まず、支出予定額の総額は百二十三億四千七百万円でございます。このうち、都市開発事業費用六十五億一千四百万円は、事業運営に伴う所要経費でありまして、資本的支出五十八億三千三百万円は、各種用地の買収費並びに造成費等を計上したものでございます。 次に、収入予定額の総額は六十八億八千九百万円でございます。このうち、都市開発事業収益六十五億一千四百万円は、公共・住宅関係用地・商工業用地等の売却収益等でございます。 また、資本的収入三億七千五百万円は、県補助金並びに工事負担金を計上したものでございます。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足します額五十四億五千八百万円につきましては、当年度分損益勘定留保資金で補てんする次第でございます。 次に、五十八ページを御覧いただきたいと思います。 第五条に定める債務負担行為につきましては、工業団地造成事業費十五億円を限度額とした債務負担行為の設定をお願いするものであります。 次に、五十九ページを御覧いただきたいと思います。 第八条の重要な資産の取得及び処分につきましては、取得する資産といたしまして、河道改修事業用地外二件、二十九万一千五百平方メートルを取得する予定でございます。 次に、処分する資産といたしまして、大豆島工業団地用地外五件、二十八万二千平方メートルを売却する予定でございます。 以上で説明を終わります。何とぞよろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 消防局長高野君   (消防局長 高野覚君 登壇) ◎消防局長(高野覚君) 私から、議案第一号平成元年度長野市一般会計予算のうち、消防局所管の内容につきまして御説明申し上げます。 予算説明書中百九十七ページを御覧いただきたいと存じます。 第九款消防費十七億六千五百十九万三千円につきまして順次御説明申し上げます。 第一目常備消防費十二億三千九百十三万五千円は、消防局、消防署、職員の人件費及び新設の防災市民センターを含めた維持管理費等で火災の予防及び鎮圧、救急活動並びに救助活動に要する経費でございます。 特に、火災予防の面では火事をなくする市民運動を積極的に行うとともに、不特定多数の人々を収容する防火対象物からの出火防止を図るための査察と高齢化社会の到来による寝たきりの老人家庭、身体の不自由者家庭等、いわゆる災害弱者と呼ばれます家庭を訪問査察し、併せて自主防災会の育成強化を図りながら、人命と防火安全の確保を一層推進し焼死者ゼロを目指してまいりたいと存じます。 また、昨年に引き続き消防用設備等設置資金融資あっせん預託金を計上し、設備の改善指導を進めてまいります。 さらに、防災市民センターでは、防災に関する知識と体験を自主防災会、諸団体、そして広く市民を対象に積極的に指導してまいりたいと存じます。 また、消防職員の資質向上を図ることから県消防学校及び消防大学校へ職員を派遣いたしまして、教育訓練の充実強化と併せ、職場の環境整備につきましても、一層の改善を図ってまいるものでございます。 次に、第二目非常備消防費一億三千百二十四万七千円は、消防団運営に必要なすべての経費でございます。主なものといたしましては、消防団員の報酬、消防団員等公務災害補償等、共済組合掛金、退職消防団員報償金、さらに、消防機械器具及び器具置き場等の施設の維持管理並びに交付金でございます。なお、消防団員の報酬及び交付金につきましては、本年度もそれぞれ引上げをいたしまして、処遇の改善を図り消防団の活性化に努めてまいる所存でございます。 次に、第三目消防施設整備費三億九千二百七十五万六千円は、消防施設の充実強化を図るための経費でございまして、まず関越自動車道の工事に伴いまして松代分署移転用地一千五百平方メートルの取得並びに松代分署の建設と南消防署隣接用地の取得が主なものでございます。 次に、機械器具の整備におきましては、普通ポンプ自動車一台、指令車一台及び小型動力ポンプ九台の更新を初め無線機の購入、三十二メートルはしご車のメーンワイヤーの交換等を行い、機動力の確保に努めてまいりたいと存じます。 次に、消防団関係の施設につきましては、詰所の新築四棟、消防器具置き場の改築十棟のほか警鐘楼の塗装等の整備に必要な経費を計上したものでございます。 消防水利の整備におきましては、百立方メートル級耐震性防火水槽一基、四十立方メートル級防火水槽一基、二十立方メートル級防火水槽四基の新設及び既設防火水槽の改修のほか消火栓の新設、改良、型式替、さらに交通上危険箇所にあります消火栓の解消を図るなど、消防水利の整備を進めてまいる所存でございます。 また、消防署、分署からの遠隔地にありましては、地域消防力の充実を図るために初期消火用ホース、器具等を引き続き配備し、消火体制に万全を期してまいりたいと存じます。 次に、第四目水防費二百五万五千円は、水防倉庫の改修工事及び水防用応急資機材の備蓄と救命用胴衣の購入等水防体制の充実を図るための経費でございます。 以上で説明を終わります。何とぞよろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 教育長奥村君   (教育長 奥村秀雄君 登壇) ◎教育長(奥村秀雄君) 私から、議案第一号平成元年度長野市市一般会計予算のうち、教育委員会所管の内容について御説明申し上げます。 予算説明書中二百三ページをお開きいただきたいと思います。 第十款教育費百二十億二百九十八万五千円について御説明申し上げます。 まず、第一項教育総務費六億一千七百七十八万一千円のうち、第一目教育委員会費五百九万五千円は、教育委員の報酬、費用弁償等教育委員会の運営に要する経費でございます。 第二目事務局費二億三千百七十六万八千円は、教育委員会事務局職員の人件費、療養休暇等代替職員の賃金など経常的経費でございます。 第三目教育指導費一億四千八百二十万九千円は、教職員の研修及び教科研究の経費、児童生徒の社会見学のためのバス借上料、登山、キャンプ、体育大会等における交通費補助金、クリアウォーター市からの英語教師の受入れや、中学校・高等学校生徒のクリアウォーター市への派遣、中学校生徒の中国石家庄市への友好訪問など国際親善交流事業の経費、心身障害児の特殊教育や就学指導及び芸術鑑賞、合同音楽会等に要する経費でございます。 第四目同和教育費一億一千二百七十三万七千円は、学校、社会及び企業等の同和教育の啓発に要する経費、同和地区子弟の教育振興のための奨学金交付並びに同和対策集会所指導事業等の経費でございます。 第五目視聴覚教育費一千百二十九万一千円は、視聴覚教育センターの管理に要する経費のほか、学校及び社会教育に関する専門的、技術的事項の研究並びに研修会等の開催、また、地域性に立脚した視聴覚教材の制作や教材映画フィルムの整備等に要する経費でございます。 第六目理科教育センター費一千三百二十四万二千円は、理科教育センターの管理に要する経費のほか、児童生徒の理科学習のための実験器具、材料等の経費でございます。 第七目教職員住宅費六千六百十八万六千円は、既存の教職員住宅の維持管理並びに公立学校共済組合等の資金により建設した住宅の取得に要する経費でございます。 なお、このほかに予算書第二表に債務負担行為としてお願いしてございますが、公立学校教職員住宅四戸の建設購入費一億二千九十一万六千円につきまして、よろしく御決定をお願い申し上げます。 第八目教育センター費二千九百二十五万三千円は、教育センターの管理に要する経費及び教職員の研修、児童生徒の教育相談並びに性教育や禁煙教育など保健安全指導に要する経費でございます。 次に、第二項小学校費十八億八百三十六万五千円について申し上げます。 第一目学校管理費十億七千六百七十七万二千円は、学校医等の報酬、市費負担学校職員の人件費、授業費等学校の運営に要する経常的経費のほか、高原学校、臨海学校等の運営費、小学校教育を充実するための教育機器の購入に要する経費でございます。 また、日本体育・学校健康センター共済掛金、遠距離通学費等を市費負担とするなど、父母負担の軽減を図る経費も計上してございます。 第二目学校施設整備費三億四千二百八十九万四千円は、屋内運動場の大規模な改修、校舎のベランダフェンスのかさ上げなど、施設の安全対策、その他学校施設の整備や諸設備の保安点検等に要する経費でございます。 第三目小学校建設費二億八千百四十一万九千円は、川中島小学校校舎の増築及び七二会小学校笹平分校校舎の増改築に要する経費でございます。 第四目学校水泳プール建設費一億七百二十八万円は、城東小学校、信里小学校村山分校及び古牧小学校のプール増改築に要する経費でございます。 次に、第三項中学校費四十一億二千二百五十八万六千円について申し上げます。 第一目学校管理費六億五千五百七万一千円は、小学校費と同様、学校医等の報酬、市費負担学校職員の人件費、需用費等学校の運営に要する経常的経費のほか、生徒の健康管理充実のための貧血検査に要する経費並びに中学校教育を充実するための教育機器の購入に要する経費でございます。 また、日本体育・学校健康センター共済掛金、遠距離通学費等を市費負担とするなど、父母負担の軽減を図るための経費も計上してございます。 第二目学校施設整備費一億四千三百七十六万円は、屋内運動場の大規模な改修、その他学校施設の整備や諸設備の保安点検等に要する経費でございます。 第三目中学校建設費三十二億六千七百九十万五千円は、新設中学校の用地取得費及び調査・設計委託料並びに三陽中学校屋内運動場の増改築及び新しいタイプとして東部中学校に屋内運動場と格技室、特別教室の複合施設を新設するための経費でございます。 第四目学校水泳プール建設費五千五百八十五万円は、篠ノ井東中学校のプール改築に要する経費でございます。 次に、第四項高等学校費四億九千九百三十九万円について申し上げます。 第一目学校管理費四億八千四百十五万八千円は、市立皐月高等学校の教職員の人件費及び学校医等の報酬、その他需要費等学校の管理運営に要する経費のほか、高校教育を充実するための教育機器購入等に要する経費でございます。 第二目学校施設整備費一千五百二十三万二千円は、校舎その他学校施設の整備や諸設備の保安点検等に要する経費でございます。 次に、第五項社会教育費二十五億二千二百十六万四千円について申し上げます。 第一目社会教育総務費四億七千八百八十五万四千円は、社会教育の振興を図るため、社会教育及び文化芸術団体の育成や活動助成、野外彫刻賞事業に要する経費、芸術文化振興基金の積立金など芸術文化の振興事業等に要する経費のほか、文化財の保護を図るため、国宝善光寺の修理、真田邸及び旧横田家住宅の保存整備、松代地区における伝統環境保全事業に要する経費でございます。 第二目公民館費七億四千八百十四万九千円は、公民館の管理運営費等の経費のほか、成人学校の開設、地域公民館の運営交付金及び新築、増改築の補助金並びに篠ノ井市民会館、更北市民センター及び蔵春閣の管理運営や施設整備に要する経費でございます。 また、本年開館予定の松代文化ホールの管理運営に要する経費、生涯学習の推進を図るための所要の経費も計上いたしました。 第三目図書館費二億六千百六十二万四千円は、図書館の管理運営及び施設整備に要する経費のほか、本館並びに移動図書館、分室、市民文庫等の図書購入に要する経費でございます。 第四目博物館費一億二千八百四十三万五千円は、博物館及び自然史館の管理運営費のほか、企画展示等に要する経費でございます。 第五目松代藩文化施設費六千百十六万五千円は、真田宝物館を初めとする松代藩文化施設の管理運営及び施設整備に要する経費でございます。 第六目青少年対策費一億八千二百三十九万三千円は、青少年の健全育成を図るため、青少年育成諸団体に対する活動助成及び地域と学校の連携、家庭のしつけ教育、環境浄化活動等の諸事業に要する経費並びに青少年練成センター、青少年山の家などの管理運営や施設整備に要する経費でございます。 また、創造の喜びを育てる体験学習の場としての陶芸窯建設に要する経費も計上してございます。 第七目、少年補導センター費一千九百五十一万三千円は、少年補導センターの管理運営費のほか、少年の補導及び相談事業に要する経費でございます。 第八目公民館建設費四億五千九百五十三万七千円は、芋井公民館及び七二会公民館の移転新築並びに二か年計画で行う安茂里公民館の建設に要する経費のほか、既存公民館の施設整備に要する経費でございます。 なお、このほかに予算書第二表に債務負担行為としてお願いしてございますが、安茂里公民館新築事業費一億五千四百五十八万円につきまして、よろしく御決定をお願い申し上げます。 次に、第九目埋蔵文化財センター費一億八千二百四十九万四千円は、埋蔵文化財センターの管理運営費並びに石川条里遺跡など埋蔵文化財の発掘調査に要する経費でございます。 第六項保健体育費二十四億三千二百六十九万九千円について申し上げます。 第一目保健体育総務費九千五百三十三万三千円は、各種スポーツの普及及び体力向上の事業推進のための経費、青少年スポーツ育成費、体育団体に対する活動助成費、各種競技大会の共催負担金並びに地区スポーツ振興等に要する経費でございます。 第二目体育施設費十一億七千六百十七万四千円は、屋島橋下流河川敷にアメリカンフットボール、サッカー及びラグビーの出来る球技場、西和田地区にテニスコート、塩崎地区に社会体育館、小松原地区に運動場など体育施設の新設に要する経費のほか、既存体育施設の管理運営及び施設整備に要する経費でございます。 なお、このほかに予算書第二表に債務負担行為としてお願いしてございますが、体育施設整備事業費五百七十万円につきまして、よろしく御決定をお願い申し上げます。 次に、第三目学校給食センター管理費九億九千百七十万二千円は、第一、第二及び第三学校給食センターの管理運営及び施設整備に要する経費でございます。 第四目長野運動公園管理費一億四千四十八万六千円は、運動公園内にあります各種体育施設の管理運営及び施設整備に要する経費でございます。 第五目市民体育館管理費二千九百万四千円は真島にございます市民体育館の管理運営及び施設整備に要する経費でございます。 以上で説明を終わります。何とぞよろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 公営企業管理者峯村君   (公営企業管理者 峯村富太君 登壇) ◎公営企業管理者(峯村富太君) 私から水道局所管の予算について御説明申し上げます。 まず、議案第十号平成元年度長野市水道事業会計予算について御説明申し上げます。 薄い方の予算書六十八ページを御覧いただきたいと存じます。 水道事業費用五十三億七千二百五十万円と資本的支出四十一億八千百二十万円を合計しました支出予算の総額は九十五億五千三百七十万円であります。 また、水道事業収益五十六億九千七百三十万円と資本的収入二十五億六千八百四十万円を合計いたしました収入予算の総額は、八十二億六千五百七十万円であります。 次に、内容について御説明申し上げます。 第三条の収益的収入及び支出は、事業運営に要する一般的な経常収支であります。なお、本年四月一日から新たに消費税が導入されることにかんがみ、水道事業においても納税義務者として対応しなければならず、このため法の趣旨に沿い、料金の三%相当分を利用者に御負担をいただくべく所要の額を計上いたした次第であります。 第四条の資本的収入及び支出は、水道施設の建設改良費並びに企業債の償還にかかわる支出と、その財源をそれぞれの科目に計上したものであります。その収支差引は十六億一千二百八十万円の収入不足となっておりますが、これにつきましては、過年度分損益勘定留保資金四億一千八百二十四万六千円、当年度分損益勘定留保資金十億三千四百五十五万四千円及び繰越利益剰余金処分額一億六千万円で補てんするものであります。 建設改良費の主なるものは、水道拡張費の二十億九千七百二十三万六千円であります。改めて申し上げるまでもなく、水道事業は清浄な水を常に安定して供給する責務を負っております。そのような観点から、今後の水需要に備えより一層安定した給水体制を整備するため、昭和六十一年度から五か年の継続事業で夏目ケ原浄水場の拡張事業を進めております。その主なる内容につきましては、同浄水場の配水能力を現在よりも一日当たり三万立方メートル増強するものでありまして、本年度はその第四年次目で工事費十三億七千二百万円を予定するものであります。 また、関越自動車道上越線の建設に伴う道島浄水場の移転新築事業を二か年の継続事業の第二年次目といたしまして、工事費等六億四千三百六十一万二千円を予定するものであります。 また、出水不良並びに漏水防止に対処し、よって有収率の向上を図る見地から、本年度も計画的に市街地を初めとする給水区域全域にわたる配水管網の整備並びに石綿管等老朽管の布設替え工事を実施するとともに、若穂地区及び飯綱地域における安定給水を図るため、配水池をそれぞれ一基増設するものであります。これらの配水施設の整備に要する経費といたしまして十億六千百五十三万六千円を予定するものであります。 続いて、議案第十一号平成元年度長野市下水道事業会計予算について御説明申し上げます。 薄い方の予算書七十四ページを御覧いただきたいと存じます。 下水道事業費用四十二億二千六百万円と資本的支出六十二億五百二十万円を合計いたしました支出予算の総額は百四億三千百二十万円であります。また、下水道事業収益四十一億四千五百四十万円と資本的収入四十九億七千八十万円を合計いたしました収入予算の総額は、九十一億一千六百二十万円であります。 次に、内容について御説明申し上げます。 第三条の収益的収入及び支出は、事業運営に要する一般的な経常収支でありまして、本年度も、より一層の効率化を図り、各科目にそれぞれ計上いたしたものであります。下水道事業につきましても、水道事業会計で述べました消費税がありますが、納税義務者となりますので、利用者にその御負担をいただくべくため所要の額を計上いたした次第であります。 第四条の資本的収入及び支出は、公共下水道及び流域下水道の建設費並びに企業債の償還にかかわる支出と、その財源をそれぞれの科目に計上したものであります。その収支差引は十二億三千四百四十万円の収入不足となっておりますが、これは過年度分損益勘定留保資金五億四千五百万六千円及び当年度分損益勘定留保資金六億八千九百三十九万四千円で補てんするものであります。 建設改良費の主なるものは、公共下水道事業費二十八億八千六百五十万円、流域下水道事業費十七億七百二十八万七千円であります。 まず、公共下水道事業費の内容から申し上げますと、国庫補助事業費十二億六千七百九十万円、単独事業費十六億一千八百六十万円を予定したものであります。 これを施設別に申し上げますと、終末処理場の整備に三億一千百十万円、汚水管の整備に二十一億二千七百六十万円及び雨水渠の整備に四億四千七百八十万円であります。 終末処理場の整備につきましては、水洗可能区域の拡大に対応する、東部終末処理場の水処理施設三系列目の増設工事でありまして、本年度を初年度といたしまして二か年の継続事業でその実施を予定するものであります。 汚水管の整備につきましては、古牧二号汚水幹線のほか主要な幹線及び準幹線の整備を実施する一方、枝線の整備につきましては、前年度に引き続き芹田、吉田、古牧、大豆地区を重点的に整備し、おおむね百二十ヘクタールの水洗可能区域の拡大を図る計画であります。 また、安茂里地区の下水道整備でありますが、現計画によりますと千曲川流域下水道上流処理区に位置づけられおりますが、本年度早期に公共下水道区域に編入し一部着工を予定するものであります。 なお、同地区末流の汚水管につきましては、現在計画中であります(仮称)裾花新橋に添架を予定しておりまので、同地区の供用開始につきましては、新橋の完成後になる見込みであります。 雨水渠の整備につきましては、南部一号雨水幹線等の築造工事であります。 次に、流域下水道事業について申し上げますと、長野県が施行しております千曲川流域下水道下流処理区にかかわる幹線管渠工事費並びに終末処理場建設費等及び上流処理区にかかわる測量、調査等に要する地元長野市負担金二億八百二十八万七千円と、本市が併行して実施いたします流域関連公共下水道の幹線整備等に十四億九千九百万円を予定した次第であります。 次に、七十六ページを御覧いただきたいと存じます。 第五条に定める債務負担行為につきましては、平成元年度東部終末処理場水処理施設築造に伴う日本下水道事業団委託事業費五億八千五百万円、並びに長野市水道局排水設備・水洗便所築造資金貸付規程に基づいて市内金融機関が平成元年度に一億七千百七十六万円を限度として融資した場合の損失補償金について、五年以内で一億七千百七十六万円の債務負担行為の設定をお願いいたすものであります。 以上で説明を終わりますが、何とぞよろしく御審議の上、御決定のほどお願い申し上げます。 ○議長(今井良雄君) 助役山岸君   (助役 山岸勲君 登壇) ◎助役(山岸勲君) 私から、本定例市議会に提出いたしました補正予算並びに条例の制定、改廃その他の議案につきまして御説明申し上げます。 初めに、議案第十七号昭和六十三年度長野市一般会計補正予算について御説明申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ十六億一千六百十一万八千円を減額するものでありまして、主なものといたしましては、小松原最終処分場建設事業、新設中学校用地取得費等、年度内に執行できない見通しとなりました事業を減額するほか、土地開発基金の積立て、農林漁業資金の繰上償還金等を追加するものでございます。 以下、その内容につきまして歳出から款を追って御説明申し上げます。 第二款総務費は、二十三億二百三十四万七千円の追加でありまして、空港・ヘリポート設置調査委託料及び若穂支所等の工事請負費をそれぞれ減額するほか、土地開発基金へ二十億円を積み立てるものが主なものであります。 第三款民生費二億三百十四万五千円の減額は、今年度執行できない見通しとなりました部落解放事業費二億四百十四万五千円が主なものであります。 第四款衛生費は、八億六十二万八千円の減額でありまして、今年度執行できない見通しとなりました小松原最終処分場建設工事請負費七億八千万円を減額するほか、し尿処理費四千九百二十七万二千円を追加するものが主なものであります。 第六款農林業費五億九千六百三十万円の追加は、農林漁業資金の繰上償還金が主なものであります。 第七款商工観光費は、十億九千九百万円の減額でありまして、その主なものは、中小企業振興資金貸付預託金九億九千万円、制度金融保証料交付金九千五百万円であります。 第八款土木費は、七億八千五百六十八万円の減額であります。 第二項道路橋梁費は、一億五千六百三十五万六千円の減額でありまして、用地購入費八千四百三十八万三千円及び橋梁新設改良費の県工事負担金六千七百九十七万二千円を減額するほか、道路新設改良費の県工事負担金一億二千百三万八千円を追加するものが主なものであります。 第四項都市計画費一億四千六百五十万円の減額は、都市下水路改修に伴う用地費等が主なものであります。 第五項土地区画整理費一億一千百七十九万円の減額は、組合施行の土地区画整理事業補助金四千十三万八千円及び長野駅周辺第一土地区画整理事業換地清算交付金五千四百六十七万二千円が主なものであります。 第六項住宅費三億七千百三万四千円の減額は、住宅建設資金貸付預託金一億七千五百二十三万円及び公営住宅宇木団地建設費一億八百二十三万四千円が主なものであります。 第十款教育費十六億二千六百三十一万二千円の減額は、新設中学校用地取得が年度内に執行できない見通しとなりましたので減額するものが主なものであります。 次に、歳入について御説明申し上げます。 第一款市税は、十六億五千七百四万二千円を追加するものでありまして、それぞれ増収見込みが立ちましたので、個人市民税一億一千七百四万二千円、法人市民税八億円、固定資産税四億五千万円、電気税五千万円及び事業所税一億五千万円並びに都市計画税九千万円を追加するものであります。 第六款地方交付税五億円の追加は、特別交付税の交付見通しが立ちましたので追加するものであります。 第九款使用料及び手数料三千百五十三万五千円は、し尿処理手数料の追加であります。 第十款国庫支出金は、三億二十四万四千円の減額で、部落解放事業費補助金一億二千三百二十六万二千円、廃棄物処理施設整備費補助金一億一千五百五十万円、市街地再開発事業補助金五千七百六十二万円を減額するものが主なものであります。 第十一款県支出金四千五百一万三千円の減額は、部落解放事業費補助金二千三百九十九万七千円、市街地再開発事業補助金八百七十七万七千円等が主なものであります。 第十三款寄附金百万円の追加は、社会福祉費寄附金であります。 第十四款繰入金は、財政調整基金繰入金七億円及び土地開発基金繰入金四億円をそれぞれ減額するものであります。 第十六款諸収入は、十二億二千五百六十万二千円の減額でありまして、中小企業振興資金貸付預託金収入九億九千万円、住宅建設資金貸付預託金収入一億七千五百二十三万円が主なものであります。 第十七款市債は、十一億三千四百八十三万六千円の減額で、廃棄物処理施設整備債、都市再開発事業債、学校用地取得債などに係るものであります。 以上、歳入歳出予算の内容について御説明申し上げましたが、この結果、歳入歳出予算の総額は、それぞれ七百三十五億五千七百六十六万九千円となります。 次に、第二表繰越明許費について御説明申し上げます。 道路橋梁費において長野西三百号線歩道設置事業ほか、二事業が年度内に執行できない見込みとなりましたので、予算額を翌年度に繰越しするものであります。 次に、第三表債務負担行為補正について御説明申し上げます。 追加は、国庫債務負担行為に基づく道路改良事業費四ツ屋今井線三千万円及び都市計画道路栗田安茂里線一億八百万円をそれぞれ追加するものであります。 変更は、国庫債務負担行為に基づく都市計画道路丹波島小市線の用地取得の執行見込みが立ちませんので一億八百万円を減額するものであります。 次に、第四表地方債補正は、歳入歳出予算でも御説明申し上げましたが、都市計画事業費ほか六事業に係る地方債の借入限度額をそれぞれ変更するものであります。 次に、議案第十八号昭和六十三年度長野市都市開発事業会計補正予算は、都市開発事業収益で用地売却事業の減により二十七億七千七十八万二千円を減額し、都市開発事業費用は用地売却に係る原価を同額減額するものであります。 資本的収入三十九億八千五百五十一万七千円の追加は、他会計借入金四十二億円、その他資本的収入五百五十一万七千円を追加するほか、工業団地の造成の不執行に伴い、県補助金三千五百万円、工事負担金一億八千五百万円をそれぞれ減額するものであります。 資本的支出九億四千七百五十三万六千円の追加は、工業団地用地の買収に伴う用地費十六億九千九百七十三万三千円を追加するほか、工業団地の造成費四億三千五百万円、測量等の委託料一億九千六百万円及び建設中利子一億二千百九万七千円等をそれぞれ減額するものであります。 第五条一時借入金の補正につきましては、限度額を八十二億円に変更するものであります。 第六条、重要な資産の取得及び処分につきましては、取得する資産といたしまして、大豆島工業団地用地ほか五件二十七万九千二百二十五平方メートルの取得予定と、処分する資産といたしまして若穂川田地区企業用地七千百二十五平方メートルの売却予定を追加するものであります。 次に、議案第十九号昭和六十三年度長野市水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。 水道事業収益四億三千十二万一千円の追加は、昨年四月から料金改定に伴う給水収益の増収分四億一千万円と、受取利息及び配当金二千万円が主なものであります。 水道事業費用六千八百六十万円の減額は、人件費三千六十万円、配水管補修改良工事費二千万円及び一時借入金利息一千八百万円を減額するものであります。 資本的収入三億六千六百九十七万一千円の減額は、事業費の減額に伴うもので企業債二億五千万円及び受託建設収入一億一千七百万円を減額するほか、固定資産売却代金二万九千円を追加するものであります。 資本的支出七億三千七百万円の減額は、道島浄水場移転新築事業費等二億二千万円、土地区画整理事業に伴う受託建設費一億一千万円、夏目ケ原浄水場拡張事業費三億二千七百万円が主なものであります。 次に、議案第二十号昭和六十三年度長野市下水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。 今回の補正は、債務負担行為の追加で、昭和六十三年度国庫債務負担行為に基づく下水道管布設事業費四千万円を追加するものであります。 次に、議案第二十一号長野市西寺尾本郷財産区特別会計補正予算について御説明申し上げます。 これは、高速自動車国道関越自動車道上越線の建設に伴いまして、財産区が所有していた土地を事業主体であります日本道路公団名古屋建設局に事業用地として売り渡しました代金が主なものでありまして、歳入歳出それぞれ二千三百九十九万九千円を追加するものであります。 次に、議案第二十二号昭和天皇の崩御に伴う職員の懲戒免除及び職員の賠償責任に基づく債務の免除に関する条例について御説明申し上げます。 これは、公務員等の懲戒免除等に関する法律の規定に基づきまして、昭和天皇の崩御に伴う国家公務員等の懲戒免除に関する政令及び昭和天皇の崩御に伴う予算執行職員等の弁償責任に基づく債務の免除に関する政令が本年二月二十四日から施行されたため、本市職員の懲戒免除及び職員の賠償責任に基づく債務の免除につきましても、国家公務員等と同様の取扱いをすることに伴いまして制定するものであります。 この内容は、第一に、本年一月七日前の行為について、二月二十四日前に減給、戒告等の懲戒処分を受けた者に対しては、将来に向かってその懲戒を免除するものであります。 第二に、職員の賠償責任に基づく債務で、本年一月七日前における事由によるものを将来に向かって免除するものであります。 次に、議案第二十三号長野市特別職の職員等の給与に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、本年二月八日に長野市特別職報酬等審議会から市議会議員の報酬月額並びに市長、助役及び収入役の給料月額について改定するようにとの答申がありましたので、これに基づき改定するとともに、その他の特別職の職員の給料月額及び報酬額につきましても均衡を考慮して改定するものであります。 次に、議案第二十四号長野市冬季オリンピック開催準備基金条例について御説明申し上げます。 これは、現在招致活動を展開しておりますオリンピック冬季競技大会の開催に必要な運営資金を積み立てるため、基金を設置するものであります。 次に、議案第二十五号長野市市税条例等の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、税制改革により地方税法等の一部が改正されたため、所要の措置を講ずるものであります。 改正の主な内容は、第一に、個人市民税につきましては、障害者、老年者等の非課税限度額を引き上げ、非課税の範囲に寡夫を加え、資産所得の合算課税制度を廃止し、税率における累進度を緩和し、有価証券譲渡益に係る課税の特例を定めるものであります。 第二に、市たばこ消費税につきましては、消費税の創設に伴いまして課税方式を従量税方式に改めるとともに、名称を市たばこ税に改めるものであります。 第三に、電気税、ガス税及び木材引取税につきましては、消費税の創設に伴い廃止されるため、条例から除くものであります。 以上の改正の実施時期につきましては、資産所得の合算課税制度の廃止及び有価証券譲渡益に係る課税の特例につきましては明年四月一日から、その他につきましては本年四月一日からとするものであります。 次に、議案第二十六号長野市児童館設置条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、柳原地区に建設しております施設が完成いたしますので、この施設の名称を長野市柳原児童センターとして条例に加え、増築しております長野市芋井児童館が完成いたしますので、名称を長野市芋井児童センターに改めるとともに、長野市広瀬児童館を廃止することに伴いまして、条例から除くものであります。 次に、議案第二十七号長野市デイ・ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、長野市東長野デイ・ホームの管理及び運営を本年四月一日から社会福祉法人長野市社会福祉協議会に委託することに伴いまして改正するものであります。 次に、議案第二十八号長野市老人憩の家設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、老朽化により休館中の長野市雲上閣老人憩の家を廃止することに伴いまして、条例から除くものであります。 次に、議案第二十九号長野市民会館等条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、松代地区に建設中の施設が完成いたしますので、この施設の名称を長野市松代文化ホールとして条例に加え、その使用料を定めるとともに、消費税法が本年四月一日から適用されることに伴いまして、長野市民会館、長野市篠ノ井市民会館及び長野市更北市民センターに係る使用料を改定するものであります。 次に、議案第三十号長野市重度心身障害児福祉年金条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、在宅の重度心身障害児の福祉の増進を図るため、障害児の保護者に支給する年金の額の一部を引き上げることに伴いまして改正するものであります。 次に、議案第三十一号長野市在宅福祉介護料支給条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、二十歳以上の在宅の重度障害者等の福祉の増進を図るため、介護料の支給対象者の範囲を拡大すること及び介護料の額の一部を引き上げることに伴いまして改正するものであります。 次に、議案第三十二号長野市保健センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、上松四丁目に建設しております保健センターが完成いたしますので、この施設の名称を長野市北部保健センターとして条例に加えるとともに、保健センターの事業に新たに結核予防、伝染病予防、訪問指導等に関することを加えるものであります。 次に、議案第三十三号長野市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、長野地域広域行政事務組合長野プレス工場が本年四月一日から本市に移管されること、移動焼却車の導入により、犬、猫等愛がん動物の死体を他の廃棄物と分離して焼却することができるようになること等に伴いまして改正するものであります。 次に、議案第三十四号長野市簡易水道条例を廃止する条例について御説明申し上げます。 これは、昭和五十四年から本市の簡易水道事業として給水を行ってまいりました茶臼山簡易水道が本年四月一日から県営水道に移管されることに伴いまして、条例を廃止するものであります。 次に、議案第三十五号長野市商工業振興条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、昨年十月二十八日に長野市商工業振興審議会から商工業振興助成金の改善について答申がありましたので、これに基づき助成内容を充実するものであります。 改正の主な内容は、事業所設置事業につきまして、自己の事業活動に係る助成対象床面積の範囲を二千平方メートル以上のものから千平方メートルを超えるものに拡大し、商店街環境整備事業につきまして、助成率を百分の二十から三分の一に引き上げるとともに、新たに商店街コミュニティ施設を助成対象施設に加え、指導育成強化事業につきまして、経営指導員一人当たりの助成額を年額百七十八万五千円から百九十六万四千円に引き上げるものであります。 次に、議案第三十六号長野市飯綱高原屋外市民ホールの設置及び管理に関する条例について御説明申し上げます。 これは、市民及び観光客の文化活動、レクリエーション活動等の増進に資するため、飯綱高原の中央グラウンド隣に建設しております長野市飯綱高原屋外市民ホールが完成いたしますので、施設の設置及び管理について規定するため、新たに条例を制定するものであります。 次に、議案第三十七号長野市農業共済条例等の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、本年三月一日をもちまして松代農業協同組合、川中島町農業協同組合及び長野市川中島平農業協同組合が合併し、長野南農業協同組合が設立されたことに伴いまして、市が農業共済事業に係る事務を委託することができる農業協同組合の名称を改めるとともに、元号の改元に伴い条文の整備を行うものであります。 次に、議案第三十八号長野市有料駐車場条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、長野市緑町駐車場の月ぎめ使用料につきまして、周辺の民間月ぎめ駐車場の駐車料金との均衡を図ること等に伴いまして改定するものであります。 次に、議案第三十九号長野市自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、利用者が増大しております原動機付自転車の適正な駐車の促進を図り、併せて利用者の利便に供するため、長野駅前自転車駐車場に原動機付自転車の駐車施設を設置いたしますので、その使用料を定めるとともに、消費税法が本年四月一日から適用されることに伴いまして、自転車に係る一般の定期使用料につきまして改定するものであります。 次に、議案第四十号長野市昭和の森公園フィットネスセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、昭和の森公園フィットネスセンターの設備及び備品につきまして、新たに使用料を定めるとともに、消費税法が本年四月一日から適用されることに伴いまして、施設の全部又は一部を専用して使用する場合の使用料を改定するものであります。 次に、議案第四十一号長野市立公民館条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 改正の主な内容は、移転新築中の松代公民館清野分館及び松代公民館寺尾分館が完成いたしますので、その位置を改めるとともに、消費税法が本年四月一日から適用されるため、公民館の目的外使用に係る使用料を改定すること等に伴いまして改正するものであります。 次に、議案第四十二号松代藩文化施設条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、真田宝物館、象山記念館等の入場料につきまして、他の類似施設の入場料との均衡を図ること等に伴いまして改定するものであります。 次に、議案第四十三号長野市営運動場条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、新設の運動場として篠ノ井テニスコート、小松原体育館及び塩崎運動場を条例に加えるとともに、消費税法が本年四月一日から適用されることに伴いまして、運動場の使用料を改定するものであります。 次に、議案第四十四号長野市防災市民センターの設置及び管理に関する条例について御説明申し上げます。 これは、市民の防災に関する知識及び技術の普及及び向上を図るため、消防局庁舎の南側に建設しております長野市防災市民センターが完成いたしますので、施設の設置及び管理について規定するため、新たに条例を制定するものであります。 次に、議案第四十五号長野市勤労青少年福祉施設の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、消費税法が本年四月一日から適用されることに伴いまして、使用料、入場料等を改定するものでありまして、長野市勤労青少年福祉施設の設置及び管理に関する条例のほか十四条例につきまして一括して改正するものであります。 次に、本日お手元にお届けいたしました議案第四十六号長野市水道事業給水条例等の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、ただ今御説明申し上げました議案第四十五号長野市勤労青少年福祉施設の設置及び管理に関する条例等の一部を改正する条例と同様に、消費税法が本年四月一日から適用されることに伴いまして、水道料金等を改定するものでありまして、長野市水道事業給水条例のほか二条例につきまして一括して改正するものであります。 次に、議案第四十七号元号の改元に伴う関係条例の整理に関する条例について御説明申し上げます。 これは、元号が昭和から平成に改められたことに伴いまして、長野市保育所設置及び使用条例のほか二条例につきまして、その施行期日を昭和六十四年四月一日から平成元年四月一日に改めるものであります。 次に、議案第四十八号市道路線の認定について御説明申し上げます。 今回、認定をいたします路線は二路線でありますが、いずれも市道認定基準に適合するものであります。 まず、長野南三百一号線につきましては、都市計画法の許可を受けた開発行為により、施行者が設置した道路であります。 次に、古里二百七十八号線は、地域住民の要望によりまして市道に認定するものでありまして、いずれも道路法第八条第二項の規定に基づきまして、議会の議決をお願いいたすものであります。 次に、議案第四十九号都市公園の区域決定について御説明申し上げます。 これは、長沼地区赤沼に都市公園法に基づく児童公園を設置することに伴いまして、公園の区域を決定するものでありまして、都市公園法第二十三条第四項の規定に基づきまして、議会の議決をお願いいたすものであります。 次に、議案第五十号農業共済事業に要する事務費の賦課総額及び賦課単価を定めることについて御説明申し上げます。 これは、農業共済事業に必要な事務費のうち、平成元年度国庫負担金及びその他の収入を差し引いた事務費を加入者に賦課するに当たりまして、賦課総額及び共済目的ごとの賦課単価を定めるものでありまして、長野市農業共済条例第五条第二項の規定に基づきまして、議会の議決をお願いいたすものであります。 ○議長(今井良雄君) 以上で説明を終わります。 次に、承認第一号及び承認第二号、専決処分の報告承認を求めることについて、以上二件一括議題といたします。 理事者の説明を求めます。 助役山岸君   (助役 山岸勲君 登壇) ◎助役(山岸勲君) 私から、承認関係議案につきまして御説明申し上げます。 承認第一号及び承認第二号の二件につきましては、いずれも急施を要しましたので、地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づきまして、専決処分をいたしたものでありますので、一括御説明申し上げます。 まず、承認第一号長野市市税条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 これは、地方税法の一部を改正する法律の一部が本年一月一日から施行されたことに伴いまして、条例の一部を改正し、本年一月一日から施行するため、専決処分をいたしたものでありまして、個人市民税につきまして、本年一月一日以後の支払に係る退職所得の分離課税に係る所得割の税率及び特別徴収税額を改めたものであります。 次に、承認第二号長野市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の特例を定める条例について御説明申し上げます。 これは、昭和天皇の大喪の礼の行われる日を休日とする法律により、本年二月二十四日が地方公共団体の休日となりましたことに伴いまして、本市職員につきましても国家公務員等と同様の取扱いをするため、専決処分いたしたものでありまして、当日を職員の休日とするため、長野市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の特例を定めたものであります。 なお、附則におきまして、当日を職員が勤務しないときに給料を減額しない日及び休日勤務手当の対象となる日とみなしたものであります。 以上二件、地方自治法第百七十九条第三項の規定によりまして御報告申し上げ、御承認をお願いいたす次第であります。 ○議長(今井良雄君) 以上で説明を終わります。 次に、承認第一号及び承認第二号、以上二件本件に関して質疑を行います。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(今井良雄君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。本件につきましては、委員会付託を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに採決に入ります。 採決を行います。 承認第一号専決処分の報告承認を求めることについて、原案どおり承認することに賛成の諸君の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○議長(今井良雄君) 賛成多数と認めます。 よって、原案どおり承認することに決しました。 次に、承認第二号専決処分の報告承認を求めることについて、原案どおり承認することに賛成の諸君の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○議長(今井良雄君) 賛成多数と認めます。 よって、原案どおり承認することに決しました。 次に、報告第一号から報告第六号まで、以上六件一括理事者より報告を求めます。 助役山岸君   (助役 山岸勲君 登壇) ◎助役(山岸勲君) 私から、報告関係議案につきまして御説明申し上げます。 まず、報告第一号から報告第四号までの四件につきましては、いずれも地方自治法第百八十条第一項の規定に基づきまして、専決処分をいたしたものでありますので、一括して御説明申し上げます。 初めに、報告第一号昭和六十三年度農作物共済に係る麦の無事戻金の交付につきましては、昭和五十九年度から昭和六十一年度までの三事業年度に引き受けました農作物共済について、この間、共済金の支払を受けなかった加入者及び共済金の支払を受けたが少額だった加入者に対して、加入者が負担した共済掛金の二分の一を限度として無事戻金を交付したものであります。 次に、報告第二号工事変更請負契約の締結について御説明申し上げます。 これは、さきの六月市議会定例会において議会の議決をいただきまして、工事を進めてまいりましたハイランドホール飯綱の建設に係るものでありまして、建物の建設位置の変更に伴う観覧席の造成に係る経費及び建物の内装材の一部変更に伴う経費、合わせて七百七十三万円の工事費の増額が生じましたので、工事変更請負契約の締結を専決処分いたしたものであります。 次に、報告第三号自動車事故による損害賠償額について御説明申し上げます。 これは、平成元年一月二十八日、市内川合新田地籍において発生した自動車事故に係るものでありまして、当事者間におきまして協議を重ねてまいりました結果、損害賠償額三十七万九千四百八十四円で示談が成立いたしましたので、これを専決処分いたしたものであります。 次に、報告第四号学校事故による損害賠償額について御説明申し上げます。 これは、昭和六十二年五月一日、長野市立大豆島小学校において発生した学校事故に係るものでありまして、当事者間におきまして協議を重ねてまいりました結果、損害賠償額三十一万四千九百円で示談が成立いたしましたので、これを専決処分いたしたものであります。 以上四件、地方自治法第百八十条第二項の規定によりまして、御報告申し上げる次第であります。 次に、報告第五号及び報告第六号の二件につきましては、地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定によりまして、長野市土地開発公社及び財団法人長野市商工振興公社に係る平成元年度の事業計画及び予算等を提出申し上げるものであります。 まず、報告第五号平成元年度長野市土地開発公社事業計画について御説明申し上げます。 平成元年度予算の総額につきましては、収益的収入及び支出並びに資本的収入及び支出を合わせまして二百八十九億九千四百万円でありまして、この事業の内容といたしましては、補助事業及び公共事業等に係る用地の先行取得、造成及び処分を行うものであります。 次に、報告第六号平成元年度財団法人長野市商工振興公社事業計画について御説明申し上げます。 平成元年度予算の総額につきましては、二千二百六十五万円でありまして、この事業の内容といたしましては、コンベンションの誘致・支援、情報の収集・提供、研修会の開催、コンベンション都市構想の策定等を初め、企業に関する情報収集・誘致等の事業に要する経費のほか、基本財産といたしまして、一般からの最終年次の寄附金を計上いたしたものであります。 以上で報告議案の説明を終わります。 ○議長(今井良雄君) 以上報告のとおりであります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 明八日より九日までの二日間は議案調査のため休会とし、次の本会議は十日午前十時に開き、市行政事務一般に関する質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。   午後 三時三十二分 散会...